今の時代、女子も、男子とおなじかそれ以上に働いているので、女子は女子で仕事のことを真剣に考えているのだろうと思います。
でも、いかに真剣に仕事のことを考えている女子であっても、恋愛となれば話はべつですよね。結婚となれば、もっともっとべつではないでしょうか。
女子にとってスイーツは別腹であるのとおなじように、恋や結婚はべつではないかと思います。
でも男にとっては、「恋愛は自分の人生におけるワンオブゼム」だったりします。
草食系男子だって知っている真実
つまり男は、女子ほどに、愛だ恋だと言っていられないということです。
まず仕事をどうにかしないと、先立つものがないから愛も恋もない、とにかく仕事を覚えて、多少の出世をしないと「いい」女に「選ばれ」ない……草食系男子だって口にしないまでも知っている真実でしょう。そういう、愛や恋にちょっとばかり疎い男を、女子ならではの愛や恋の視点で眺めてみたところで、その男が結婚相手にふさわしいかどうか、うまく読みきれないと思います。
愛や恋という角度ではない、もっとべつの角度から男を見ないと、しあわせにしてくれる相手かどうかが見えてこないでしょう。
相手は愛や恋をワンオブゼムとして見ているわけだから。素直に謝ることができるかどうか
先日、お話を聞かせてくださったある男性は「男の価値は素直に謝ることができるかどうかで決まる」と言っていました。
たとえば仕事でミスをしたときに、素直に謝ることができるかどうか? ということです。
愛や恋を抜きにして「謝る姿勢」だけを見たら、あなたのことをしあわせにしてくれる男かどうかが、おおむね分かるということのようです。男は一般的に言って見栄っ張りなので、なかなか素直に謝らない。
まずミスをミスでないようにいじくる。いじっても無理なら、だれかのせいにしてしまうストーリーを考える。それでもダメなら悪あがきをする……こういう男って、あなたのまわりにもいるかと思います。
とくに甘やかされて、中途半端な優等生として大きくなった男子に、こういう傾向があるように感じられます。でも、人間ができている男は、自分に少しでも非があればすぐに謝ります。つまり自省するわけです。
トラブルって、なんでも相手がある話ですから、1%たりとも自分に非がないトラブルなど、この世にあろうはずがない。でもまっさきに自分の非を認めてしまったら出世その他に差し支えるから、詫びない。
だれだって、今の世の中、正直者が少々損をすることくらい知っていますもんね。でも、謝ることができる男は、あなたのことをしあわせにしてくれます。謝る姿が美しい男は、あなたのことをしあわせにしてくれます。
自他ともに対して素直であるというのは、自他ともにしあわせにする覚悟があるというのと同義だからでしょう。
(ひとみしょう)