香川が約3カ月ぶり弾で雄叫び…ドルトムント、マインツに勝利し9戦無敗 | ニコニコニュース

マインツ戦で約3カ月ぶりのゴールを挙げた香川真司(右)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第26節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、同代表FW武藤嘉紀の所属するマインツが対戦した。香川はトップ下で3試合ぶりに先発メンバーに復帰。武藤は負傷欠場となった。

 2位を走るドルトムントは前節、首位バイエルンとの上位対決でスコアレスドローに終わり、連勝が4でストップ。だが、後半戦に入って8試合無敗と好調をキープしている。今節は5位マインツをホームに迎えての一戦。同じく後半戦から好調を維持するマインツは、第24節でバイエルンを撃破する大金星を収めた。前節はダルムシュタットとスコアレスドローに終わったものの、ここ3試合無敗。ヨーロッパリーグ圏内の5位を確保するためにも、勝ち点3が欲しいところ。

 試合はドルトムントが攻勢に出る。23分、マルセル・シュメルツァーが左サイドで相手を2人かわし、カットインから右足を振り抜く。だが、シュートは相手GKに弾き返された。一方のマインツは直後の24分、右CKからチャンスを迎える。エリア内中央でセカンドボールを拾ったシュテファン・ベルが左足シュート。しかし、これはカバーに入ったゴンサロ・カストロが蹴り返した。

 マインツの激しいディフェンスに苦戦していたドルトムントだが、30分に均衡を破る。カストロがハーフラインからドリブルで持ち上がり、前線にラストパス。エリア内右に抜け出したマルコ・ロイスが、右足で冷静に流し込んで、ゴールネットを揺らした。ドルトムントがロイスのリーグ戦10ゴール目で先制に成功。前半を1点リードで折り返す。

 ドルトムントはエリック・ドゥルムを下げて、ウカシュ・ピシュチェクを投入し後半を迎えた。すると開始直後の46分、さっそく香川にチャンスが訪れる。敵陣中央の香川が右サイドに展開。ヘンリク・ムヒタリアンが折り返すと、ニアサイドのピエール・エメリク・オーバメヤンはスルー。そこに走り込んでいた香川がボールを受けると、一気にエリア内に抜け出して右足シュート。しかし、これは飛び出したGKロリス・カリウスに阻まれた。

 さらに51分、ロイスからのパスに反応したオーバメヤンが、エリア内右に抜け出して右足を振り抜くが、シュートはGKカリウスにセーブされる。直後の52分、ムヒタリアンがエリア内右からグランダーのクロスを供給。ファーサイドのオーバメヤンが、ダイレクトで右足シュートを放つが、再びGKカリウスが立ちはだかった。追い付きたいマインツは62分、ファビアン・フライとクリスティアン・クレメンスを下げて、ダニー・ラッツァとカリム・オニジーヴォを投入。ドルトムントは64分にヌリ・シャヒンに代えて、ユリアン・ヴァイグルをピッチに送り出した。

 ドルトムントは68分、ムヒタリアンが右サイドを突破し、エリア内右からマイナスの折り返し。ニアサイドのロイスが右足で合わせるが、シュートはクロスバー上に外れた。だが、73分に追加点を奪う。ムヒタリアンのスルーパスで、オーバメヤンがペナルティエリア内左に抜け出して中央へ折り返し。ファーサイドに走り込んでいた香川が右足で押し込んで、追加点を奪った。前節のバイエルン戦でメンバー外になるなど、苦境に立たされていた香川はリーグ戦5点目(公式戦9点目)を挙げた直後に叫び、気持ちを露わにした。

 試合はこのまま終了し、ドルトムントが2-0で勝利。2試合ぶりの白星で9試合無敗をキープした。一方のマインツは4試合ぶりの黒星となった。なお、香川はフル出場で1ゴールを記録した。

 ドルトムントは、17日に敵地で行われるヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦セカンドレグでトッテナムと対戦。20日に行われるリーグ第27節でアウクスブルクとのアウェーゲームに臨む。マインツは次節、19日にアウェーでブレーメンと対戦する。

【スコア】


ドルトムント 2-0 マインツ

【得点者】


1-0 30分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2-0 73分 香川真司(ドルトムント)