3月18日(金)夜9時から放送される、金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「さよならドビュッシー ~ピアニスト探偵 岬洋介~」(日本テレビ系)。放送に先駆けて3月12日、13日に都内で先行試写会が行われ、原作者の中山七里が来場した。中山は時折笑みを浮かべながら画面を見詰め、上映後には一緒に鑑賞した観客のサインに応じるなど、終始和やかに見守った。
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同ドラマは'09年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、ミステリー作家・中山の「さよならドビュッシー」が原作。ピアニスト・岬洋介(東出昌大)とピアニストを志すヒロイン・遥(黒島結菜)が事件に巻き込まれながらも、逆境に立ち向かい、這い上がっていく姿を描く。
原作者という立場から、試写会に参加して一足先にドラマを見た中山は「原作にあるエピソードを過不足なく入れていただいて、なおかつ、膨らませて入れていただいたという感触があります。非常に理想的な映像化だと思います」と太鼓判を押した。
今回、中山は一般客と一緒に鑑賞したため「試写会の会場の空気で、一緒にご覧になっている方が、どこで緊張されてどこで弛緩(しかん)されているか空気感が分かりました。実際にはドロドロした話なので、ピアノの音で緩和され、ちょうどいいアクセントになっていると思います」と、周囲の反応も直で見られて満足そう。
さらに「途切れるところが少ないぐらい、音楽が流れているのですが、シーンとしたときのメリハリがすごくよく合っていると思います。お茶の間で見ていただくには環境音を整えて、テレビの音だけに集中してご覧いただきたいです」と、中山は自身の本では味わえないピアノなどのBGMの部分にも納得の様子。
最後に「原作とこのドラマと作品の芯になるものはどれも一緒なので、安心して見ていただければと思います。この作品はミステリーなんですけれど、それ以外の部分でも楽しめる作品になっていますので18日(金)の放送を最後まで楽しんでください」と、見どころをアピールした。