2005年に起きた栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)の第10回公判が14日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であり、栃木県警捜査1課で取り調べを担当した男性警察官が、自白の強要を否定した。

 11日の公判で勝又被告は、14年2月20日の取り調べでこの警察官から「殺してごめんなさい」と50回言わされたと供述していたが、警察官は「言っていない」と述べた。

 また、前日の同19日の取り調べで殺害について尋ねると、被告は「死なせた」と話したという。