MWC会場で発見し、すっかり惚れ込んでしまったPoshの2.4型極小スマホ「Micro X S240」。セカイモンで取り寄せたのが届きましたので、改めて細部をチェックしてまいりたく思います。フツーに小型のスマホが欲しいという方は、Appleの次の発表会を待ちましょうね。
あまり深く考えずポチってのですが、到着したのはちゃんと4G版でした。まずは開封の儀といきましょう。
開封の儀……iPhoneとも比べてみましょうパッケージ。「iPhone 5c」っぽいカンジ
裏。スペックが記載されています
パッケージをiPhone 6sシリーズと並べてみました。深い意味は……
梱包内容。ケーブル類は仕切りもなくグシャッとワイルドに放り込まれておりました。いいのよ
バッテリーは取り外せるのですが、コレもビニール袋とかに入っておらず、ゴロンと。いいのよ。容量は650mAh
まずは、ご一緒にその極小っぷりを堪能いたしましょう。ホント、かわいいんです。
「手のひらサイズ」というコトバはおもに4インチ以下のスマホに用いられますが、2.4インチのこの子は握ってほとんど隠れちゃうほど
しつこいですが、比較三原則に基づき6sシリーズと並べます
厚みはそこそこ
なぜか売っている保護フィルムを貼り付けさて、電源を入れる前に保護フィルム……なんてさすがにないやろ。ほな、M谷社長に連絡……と思ったら、PDA工房さんがナゼかすでにリリースされておりました。ナゼ? 需要あるの?
貼りました。貼ったんです。わからないでしょうケド
後ろ姿。丸みを帯びております。ロゴの下はスピーカー穴。ボリュームキーの下にあるのはストラップの通し穴です
右側面に電源ボタン。その下のスリットからカバーを外しにかかります
「パッカーン」(某キャリアふうに)。技適カンゲキできません
バッテリーをセット
マイクロSDカードがコッチ側に……
マイクロSIMがコッチ側に刺さります
充電はマイクロUSBですが、端子がなんか深くて付属のでないと届かないかも……
早速起動、とにかくタッチ操作が……では、起動してみましょう。
ドコモのSIMを入れたからか、最初から日本語ロケール選択状態でした
無線LANのパスワードを入れようとしても、コレがまったく…… ちなみに指は細いほうです、アッチは太いケド。これはスタイラス(古っ)がいるぜ! と嘆いていたら、ゆうこば君があっさり入れてくれました。コレで共犯だから
初回起動時の画面。アイコンは横3つまでで、ドロワーはない仕様
上からシュッで通知バーが出ます。アップデート後(後述あり)では時刻がステータスバーに出ないので、ココで確認
しかし、ここまででもかなり動作が厳しい……。スクロールさせようとしてもタップになってしまったり。
心折れてBluetoothマウスを接続。ふぅ、コレでもうしばらく戦えそう
……あれれ、と思ったらアップデート通知が!
おお、アップデート後はだいぶ快適になりましたよ!
ただ、それでもサックサクには程遠いので、アニメ効果とかは切っておきました
Google Playはプリインストールほな、アプリを試してみましょう。
ストアは元々入ってます。メニュー開くとこんなですが…(見えんがな)
まずは日本語入力ですね。グーグル謹製のを入れてみました
なんか細長くなっちゃって打ちにくいです
ATOKだとこんな。文字を小さくすると少しマシに
とはいえ、このサイズと反応速度だと、かなり文字入力はストレス。そこで、遠藤さんに言われて気付きましたのがコレ! Palmの名残り、Graffitiです。ご存じない方はググッてちょ。
これが使えれば、いちいち小さい指を尖らせる(そもそもそんなことはできない)必要なくなります
……嫌な悪寒。設定が出てきません
無理矢理「Enable」にはできましたが、任意の文字を入力できず
現時点では、日本語入力はATOKがマシという結論ですね。なんとかGraffitiが使えるようになるといいのですが……。あ、音声入力はフツーに使えましたよ。
GmailやGoogleマップも動く!ほかのアプリも見てみましょう。
Gmailは、まぁ読むぶんには。しかし吉田トム(かつての同僚)、絶対来る気ないだろ
カレンダーは……。どういうわけか終了してしまってまともに使えませんでした
Googleマップ。まぁ、こんなカンジ
ブラウザー。情報みっちりの弊サイトも情報いっこくらいに
Twitter行きましょうかね。写真が入ってくると、2ツイートくらい
つぶやき投稿は、想像力があればなんとか……
「twicca」のほうがいいですね、文字小さくできるし、ボリュームキーでスクロールできるから手のひらでコソコソ読めます
投稿も想像力なくても大丈夫
Facebookアプリもちゃんと動きます。メッセンジャーも
投稿はやっぱりこんなカンジになっちゃう
SmartNews。タブは3つ見えてます
ゲームが動けば、携帯ゲーム機としてもかなりの極小っぷりを自慢できそうですが、CPU的には厳しいかしらね……。
Temple Runとクロッシーロードはまぁまぁ快適に動きました。気持ち早めに操作すると死にません。ほかは知らん
ちゃんとカメラもあるんです忘れてました、カメラ機能。2MのカメラとVGAのフロントがあります。
「GAME ON」展会場にて。ひと昔前のおもちゃデジカメの画質ですな(クリックすると拡大……とはいえ2560×1920ドット)
フロント。勝手に補正しよる。ハタチには不要ですっ(クリックすると拡大……こちらは1200×1600ドット)
まぁ、このように小さい端末ならではのドSっぷりなのですが、こんなとこまで読んでるアナタどーせドMでしょうから、コチラのPoshのMicro X超オススメですよ。え、どこで購入するかって? そっから冒険してください。とにかく魅力は小さくてかわいい……ってあんま書くとつばさちゃん(175センチ)がふてくされるのでこのへんで。
オマケTHETAのリモコンとしていいんじゃないかと某わっきさんがおっしゃってたので検証してみました。
アプリはいけました。リモート操作もプレビューも(全画面にすれば)なんとか
サイズはほぼTHETAの幅と同じなので、ベルクロでくっつけてモニターにしてもいいかも
転送も表示もいけましたよ、これはなかなか……
ただ、結構頻繁にアプリが強制終了しちゃう。コレばっかはどーしようもないかー
こんなカンジで、よろしいでしょうか? 小さい端末ほどホントはパワーが必要なんですけど、CPU性能を上げるとバッテリー食うし熱持つしで、そのバランスって難しいですよね。Micro Xは、バッテリーはそこそこもちましたから、もう少しパワー寄りにしたほうが実用度が上がったような気はします。ただ、時間が経つにつれて(本体は熱くはならないのですが)熱暴走っぽい挙動が見られましたね。んー、やっぱり限界か。ホント難しい問題。
とはいえ、このサイズのスマホが存在する意義はあると思います。たとえば、無実の罪で投獄された時、聖書に忍ばせて調達するのにうってつけでしょう。ここでファブレットとか送ってこられたら、私なら友を疑います。
何はさておきフツーじゃ満足できない人、しばらく変態端末クラスタでスターになれるかと。ホレ、いきなはれ。責任は取りません。
■関連サイト
Posh「Micro X S240」商品ページ(英文)