伊藤英明、家庭でのイクメンぶりを明かす「子育てが楽しい」 | ニコニコニュース

「第16回 三池崇史監督 presents 大人だけの空間」イベントで大盛り上がりのトークをした(左から)三池崇史監督、伊藤英明、貴家悠
シネマトゥデイ

 俳優の伊藤英明が15日、「第16回 三池崇史監督 presents 大人だけの空間」イベントに来場、昨年11月に誕生した男児の育児が楽しいと明かした。この日は三池崇史監督、原作者の貴家悠も来場した。

映画『テラフォーマーズ』オフィシャルサイト

 三池監督がホストとなり、リラックスした雰囲気の中、台本なしの本音トークを繰り広げる本イベントも16回。今回は、火星を舞台に、人型に進化したゴキブリと人類の壮絶な戦いを描いた映画『テラフォーマーズ』を上映することになった。「伊藤さんとは今回で4本目なんですよ」と切り出した三池監督は、「最初に組んだ『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』が興行的にはなんじゃこりゃという感じで非常にご迷惑をおかけした。次の『悪の教典』は内容はなんじゃこりゃだったんですが、興行的にはやるじゃないかと。その次は『喰女-クイメ-』という映画だったんですが、これは興行的になんじゃこりゃだった。だから順番的に次は『これはすごい』となるはずなんです」と本作のヒットを予言してみせ、会場を沸かせた。

 さらに三池監督が「貴家さんと伊藤さんの共通点があります。わりと新婚です」と続けると、伊藤は「子どもが生まれて4か月だけど、ずっとここ最近は一緒に居て。お風呂にいれたり、オムツを替えたりしています」と思わぬイクメンぶりを告白。「父親になるってそんなにイメージしていなかったでしょ」と続けた三池監督に対して、「僕は家庭を作る勇気がなかった。ただ子育てが楽しいんですよ。例えば侍の役をもらったら、刀を練習して技術を磨くこともできるけど、なかなか子育てってできないじゃないですか。ガッツリ取り組んでも4、5年だし」と語る伊藤。「子どもはいずれひとりの人間になるわけだから、今しかできないことを一生懸命楽しむ。彼は意外とリアルで、冷静なところがある。かなり繊細ですよ」と三池監督が続けると、伊藤も「繊細の塊ですよ。伊藤繊細ですから」とおどけてみせた。

 「伊藤英明という人は不思議な人なんですよ。決して演技派というわけじゃないですけど、こういう人ってなかなかいないんですよ」と語る三池監督は、「伊藤英明を撮っていてとても気持ちがいいんですよ。本人は出そうとおもってないのに、何かを感じる。こんな人いないですよ」と評すると、伊藤も「酒を飲まなくても気持ちいいですね。このトークショーを毎日やりたい」とご機嫌な表情。その後も伊藤のデビュー秘話、役に没頭して泣いたのは『悪の教典』だけだったという話など、話は縦横無尽に広がり、大盛り上がりのトークショーとなった。(取材・文:壬生智裕)

映画『テラフォーマーズ』は4月29日より全国公開