ソニー・コンピュータエンタテインメントは3月15日(現地時間)、サンフランシスコで開催の年次ゲーム開発者会議「GDC 2016」において、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」(PS VR)を10月に発売すると発表した。日本での希望小売価格は4万4980円(税別)。
現在230以上の開発者がコンテンツを構築しており、PS VRの発売から年末にかけて、50本以上のゲームが発売になる見込みとしている。
また、10月の発売段階で、ソニーの日本のスタジオで製作するゲームスイート「Playroom VR」をPlayStation Storeから無料でダウンロードできるようにする計画だ。Playroom VRには、6本のゲームが含まれる。
同社は公式ブログで、PS VRのパッケージ内容の写真を披露した。うわさのパワーグローブ型コントローラは、少なくとも同梱はされないようだ。
VR HMDとしては、PS VRの他に、米Facebook傘下のOculus VR製「Oculus Rift」(9万4600円)が3月末から、台湾HTC製「HTC Vive」(11万1999円)が4月に出荷開始の予定だ。いずれもハイスペックなPCが必要だ。PS VRは約半額で、しかも必要なのはPlayStation 4(PS 4)なので、PS 4ユーザーであれば余分な出費がない。