コンドーム製造メーカーのオカモトが、コンドームケース型デバイスとスマートフォン連動アプリの2つで成り立つ、ムード盛り上げデバイス「コンドムーディー」を開発した。
【コンドーム装着時の気まずさを音と光で解消 「コンドムーディー」とは?の画像・動画をすべて見る】
これは、同社が性感染症や望まぬ妊娠を予防すべく、2015年12月に設立した「LOVERS研究所」の最新プロジェクト。
コンドーム装着時に時間がかかり、パートナーとのムードが破壊されてしまうという「ムード破壊説」の解決策として開発されたもので、ケースからコンドームを取り出すと同時にアプリが自動で立ち上がり、ムーディーに光と音の演出をする。
ちなみに、「コンドムーディー」は研究開発用のもので、今のところ販売の予定はないとのこと。
「コンドムーディー」誕生の背景 「ムード破壊説」とは?
男女400名に行った「コンドームの着用に関する意識調査」の結果、「コンドームを取りに行ってから装着までの理想時間」が平均28秒なのに対し、「実際にかかっている時間」は平均47秒と、理想と現実の差が約20秒もあることが判明。
さらに、男性のうち3割は実際60秒かかっており、本当はスムーズに着けたいのにコンドームの装着に手間取っている人が多いことがうかがえる。
また、男性の半数以上が「コンドームの装着が気まずい」と感じており、女性の約7割が「スマートな装着をしてくれると嬉しい」と感じていることがわかった。
その結果を受けて「LOVERS研究所」では、装着の待ち時間にパートナーが手持ちぶさたになり、それまでのムードが破壊されることへの懸念と回避のため、コンドームの着用率が下がっているのではないかという「ムード破壊説」という仮説を立てた。
「コンドーム装着の待ち時間が楽しい時間になれば、コンドームの着用率を改善できるのでは」という想いから、ムードを盛り上げるためのデバイス開発に至ったという。
ベッドタイムを盛り上げるデバイス「コンドムーディー」
オカモトが、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんを所長に迎え設立した「LOVERS研究所」の最新プロジェクトとして開発されたムード盛り上げデバイス「コンドムーディー」。
ゲスト研究員には、CANNES LIONSやOne Showなど、国内外で多数の広告賞を受賞しているデジタルプロモーションカンパニー・BIRDMANが参加している。
「コンドムーディー」の使用手順は以下の通りだ。
1・「コンドムーディー」からコンドームを取り出す
2・アプリが自動で起動。
3・モードに応じた音楽と光がスマホから流れ始め、ムードを盛り上げパートナーを飽きさせない
コンドームケース型のデバイスが、スマートフォンアプリとBluetoothで連携し、ケースからコンドームを取り出すとアプリが自動で起動、光と音でベッドタイムをムーディーに演出をする。
4・ベッドの振動に映像の演出や音声がシンクロ。振動を加速度センサーが計測し、二人の愛の軌跡をグラフ化できる
「BURNING LOVE」「RELAX」「DEEP DIVE」「KAMA SUTRA」と、気分や状況に応じてムードを選ぶことができ、加速度センサーによりベッドの振動を検知、揺れに合わせて光と音がシンクロする機能も搭載。
LEDライトもついているので、暗い部屋でも開封時の手元を照らすことが可能だ。
世界初!?コンドームでムードを盛り上げる「コンドムーディー」誕生!
また、「コンドムーディー」のイメージムービーも公開。雨や雷の演出や、揺れを演出するために特別なベッドの開発、ドローンでの空撮を行っている。