乃木坂46メンバーの“ひなちま”こと樋口日奈ちゃん(18)。グループ加入当時は13歳だったが、この春には高校を卒業する。
芸能活動と平行して、勉強にも打ち込んできた優等生だが、年齢に似合わぬ大人びた雰囲気で、あの“壇蜜”にも憧れているという。
そんな彼女の高校時代最後の制服グラビアが、発売中の『週刊プレイボーイ』No.13に封入されているブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」に掲載! 週プレNEWSでは、現役女子高校生時代の思い出とともに「演技で歴史を伝えたい」という熱い思いにも迫った。
―学校の中では、どんなキャラでしたか?
樋口 “省エネ”でした(笑)。1日中、喋らない日もあったんです。
―1日中? どうして?
樋口 乃木坂46の活動でたくさん喋らなきゃいけなかったので、「学校ではなるべく体力を温存しなきゃ」って思ってて。だから、ライブとかTV番組での私を見ると、友達が必ずビックリするんです。「意外とちゃんとアイドルしてるんだ」って(笑)。
―体育の授業なんかでも省エネしてた?
樋口 そうですね。バドミントンをやっても、腕が届く範囲だけで打ち返そうとしたり(笑)。でも、体育祭とか勝負事になると急にやる気を出したりするので、友達からは「変わってるね」って言われてました。うちの学校の生徒は行事に燃えるタイプだったので、合唱コンクールなんかも本気でしたね。最後のコンクールでは、中等部の頃から目指してた金賞が初めて獲れて、泣きました!
―それは嬉しい思い出ですね。学校と芸能活動の両立は、やっぱり大変だった?
樋口 大変でした。仕事で夜遅くなっても、朝はちゃんと早起きして学校に行かなきゃいけなかったし、テストも大変だったので。今思うと、自分でもすごく頑張ってたと思うので、高校生活に悔いはないです。
―乃木坂46でも、たくさん制服の衣装を着ましたね。
樋口 はい。学校の制服が灰色のブレザーで地味だったので、仕事でカワイい制服を着られるのはほんとに嬉しかったです。セーラー服に憧れてたから、『制服のマネキン』っていうシングルの衣装が一番好きですね。
―学校の規則は厳しかったの?
樋口 そうですね。制服を着崩すと、すぐに怒られるんです。でも、靴下だけは自由だったので、いろんなバリエーションの靴下を履いて遊んでました。
―お気に入りの靴下は?
樋口 ニーハイです。私、1歳上のお姉ちゃんがいるんですけど、冬は姉妹でニーハイを履いて登校したりもしてました。寒さ対策でもあったんですけど、タイツは履きたくなかったんです。少しでも肌を見せたかったので。
―さすが、壇蜜さんに憧れてるだけはある(笑)。
樋口 そうですね、あんな知的な大人の女性になりたいです。高2の頃、TV番組の企画で「(樋口が)壇蜜さんのような色っぽさを目指している」ってお母さんに暴露された時は、ファンの方から「まだ背伸びしなくていいよ」って言われてました。でも、もう高校生じゃなくなるし、“背伸び感”がだんだんなくなっていけばいいなって思います。
―卒業後の抱負は?
樋口 今、「學蘭歌劇『帝一の國』」という舞台作品のシリーズに出させていただいてるんですけど、舞台に立ってみて、「演技をもっとやりたいな」って思うようになりました。歴史が好きなので、歴史ものの映画やドラマに出てみたいです。
―歴史好きなんですか。どのあたりの時代に詳しいの?
樋口 第2次世界大戦です。
―意外っ!
樋口 ふふふ。毎年、夏になると戦争もののドラマや映画がTVで放送されるじゃないですか。あれを録画して見ているうちに、「私もこうやって戦争の歴史を語り継いでいく人になりたいな」って思うようになったんです。
―女優になりたいという人は多いんですが、こんなに具体的な目標を持っている人は稀(まれ)だと思います。
樋口 ほんとですか? 私自身、高校3年生の1年間で、やっと自分のやりたいことが明確になりました。元々、日本史が好きで、歴史ものの本も読んできたので、高校で勉強したことを活かすためにも、演技で歴史を伝えていきたいです。
■週刊プレイボーイ13号(3月14日発売)のブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」も要チェック!
(取材・文/西中賢治 撮影/細居幸次郎)
■樋口日奈(HIGUCHI HINA)
1998年1月31日生まれ 東京都出身 身長157㎝ 血液型=A型 乃木坂46メンバー ニックネーム=ひなちま
○舞台「學蘭歌劇『帝一の國』-血戦のラストダンス-」がAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演(3/17~27)。乃木坂46の14thシングル『ハルジオンが咲く頃』が3月23日発売予定。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)出演中。公式サイトもチェック http://www.nogizaka46.com/