日本のネットオークションで売られていた未加工の象牙。掲載が義務付けられている登録票は見当たらなかった
共同通信社

 インターネット大手ヤフーが運営するネットオークションサイトに象牙製品を出品している複数の業者が、売買に必要な登録票なしに象牙を買い取ったり、売り手に虚偽登録の手口を教えたりしていることが、米環境保護団体「環境調査エージェンシー(EIA)」の覆面調査で17日分かった。

 象牙の国際取引は1989年にワシントン条約で禁止されたが、国内では規制前に入手したものに限って、登録票の発行を受ければ売買できる。

 EIAの調査員が昨年業者6社に、未登録の象牙の売り手を装って電話で買い取りを持ちかけたところ、4社が無登録の象牙を買い取って、虚偽の登録をする意向を表明した。

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