覚せい剤取締法違反の罪で起訴された元プロ野球選手の清原和博被告(48)が17日午後6時50分頃、勾留先の東京・霞が関の警視庁本部から保釈された。逮捕から44日ぶりの保釈で保釈保証金は500万円。
清原被告は、東京・港区の自宅で覚醒剤0.2グラムを所持した罪と、覚醒剤を使用した罪で起訴されている。警視庁本部前には、清原被告の姿を収めようと報道陣が集結。カメラマンの脚立が約200脚並び、清原被告を乗せた車が姿を見せると、多くのフラッシュが一斉にたかれた。
その後は各社がヘリコプター、バイク、車などで清原被告が乗る車を追った。5月17には初公判が開かれる予定。また、この日、清原被告は保釈前に警視庁を通じてコメントを発表した。
◇清原被告のコメント全文
皆様へ
この度は私の犯した罪により、関係者の皆様、ファンの皆様をはじめ、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。
本来であれば、保釈された直後にも皆様の面前でお詫び申し上げたいと考えておりました。しかし、警視庁から周辺道路の安全を確保する必要があり、そのような振る舞いは差し控えるようにとご指導をいただきました。
そのため、周辺道路の交通妨害とならないよう、警視庁内から直接自動車で目的地へ向かいますが、持病の糖尿病等の検査・治療のためにしばらく入院させていただく予定であり、皆様に謝罪するための特別な機会を設けることができないことをご理解いただければ幸いです。
今は皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しております。必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております。いつか機会をいただき、直接皆様に謝罪したいと切に願っています。
2016年3月17日