お笑い芸人・小籔千豊の“ネットでの悪口”に関する意見が波紋を呼んでいる。
その意見が掲載されたのは、国際情報誌『SAPIO』で連載中のコラム「イキる力」。3月4日に発売された4月号でネットでの“炎上”を取り上げ、
「ネットに悪口を書き、炎上してるところにさらに火を放ちに行くなんて、自分から不幸になりに行ってるようなものですよ。あまりに生産性がなさすぎる。それを考えると可哀想やなと思えてくるんです」
と、炎上に加担する一部のネットユーザーを「可哀想」と表現したのだ。
この記事が3月12日にニュースサイト「NEWS ポストセブン」で配信されると一気に拡散。ツイッターでは、
「ぐう正論」
など、小籔の意見に賛同するネットユーザーもあるが、
「小藪氏の言うことはもっともだ。ただ、正しいことを正しいと言えない世の中だから、匿名掲示板が流行る側面もある。小藪氏も吉本興業批判なぞできぬだろう?」(原文ママ)
と、理解を示しつつ、悪口を書く人々にも、それぞれの事情があるとの指摘も。このほか、
「他人の幸不幸なんて勝手に決められるもんじゃないとかそういう以前にネットの雑談に生産性なんて求めてないから」
というように、小籔の意見に反発するネットユーザーは多く、これらのコメントのほかにも小籔に対する“罵詈雑言”といえそうな投稿も多数みられる。
断定的な物言いだったためか、手痛い批判を浴びてしまった小籔。ネット上の悪口に苦言を呈する記事が、炎上のもとを築いた――という皮肉な結果になってしまった。
※当記事は2016年03月16日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。