【モスクワ共同】ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、米大統領選の共和党指名争いで独走する実業家トランプ氏の陣営が制作した選挙用ビデオをめぐり「ロシアを悪魔のように扱っている」と批判した。タス通信が伝えた。

 ビデオは「最強の敵に直面したとき」との字幕で始まり、柔道をするプーチン大統領と、過激派組織「イスラム国」(IS)の覆面男とみられる人物を映し出している。民主党最有力候補のクリントン前国務長官が犬のほえ声を発するように加工したシーンも含まれている。

 ロシアは、ISと同列に扱われたことが我慢できなかったようだ。