あれもこれも、iPhoneに詰め込みたいんです。
今年の秋に発表されるであろう「iPhone 7 Plus」では、256GBモデルが登場するとの情報があります。それを裏付けるかのように公開されたのが下の画像。サンディスク製の256GBのフラッシュメモリ(NAND flash)です。このようなフラッシュメモリを搭載すれば、iPhoneでも256GBのストレージモデルは十分に実現可能なわけなんです。
サンディスク製256GBフラッシュメモリ(画像上)と、64GBフラッシュメモリ(画像下)
これまでもサンディスク製のフラッシュメモリを採用してきたアップル。画像では小さいチップが容量の大きい256GBとなっているので、小型化も進んでいます。つまり、iPhone 7 Plusに256GBが登場するかどうかは、アップルの戦略次第というのが現実です。
最近はApple Musicのような音楽配信サービスやiCloudなどのクラウドストレージサービスの登場により、使い方によっては容量が必要なくなった方もいるかもしれません。しかし、iPhone 6sから「4K解像度のビデオ撮影」がサポートされたことや、Live Photosが登場したことで、よりiPhoneで写真を撮りたくなる場面が増えてきました。そうすると、容量はやっぱりもっと欲しくなってくるんですよね。
特に4Kビデオ撮影は曲者で、iPhone 6sでは30Mbps/sとビットレートは低いものの、従来のフルHD動画の約2倍もファイルサイズが大きくなっています。具体的にiPhone 6sで4Kビデオを撮影した場合、5分で約1GB、10分で約2GB、1時間で約14GB…と、飛躍的に大きなビデオファイルが生成されます。これでは、iPhoneのストレージが128GBだとしても数時間で全てが埋まってしまう計算です。
また、以前iPod Classicが廃止された際には、iPod touchにも登場していない160GBのストレージモデルがなくなることに熱心な音楽ファンは悲しんだものです。音楽をiPhoneに入れて持ち運びたい人にとってもやっぱり256GBモデルは嬉しいです。
日本時間の3月22日午前2時(21日深夜)にはいよいよアップルの新製品発表イベントが開催されます。ギズではライブ実況を行なうほか、これまでの噂についてもまとめています。
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Image via HDblog
source: MacRumors
(塚本直樹)