『セブンティーン』の人気モデルにして、女優としてもドラマ『MARS~ただ、君を愛してる~』(日本テレビ系)でヒロインを務めた、飯豊(いいとよ)まりえちゃん(18)。明るくてフレンドリーなイメージだが、高校生活では相当な苦労と恩師の支えがあったという。
『週刊プレイボーイ』No.13に封入されているブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」では高校時代最後の制服グラビアを掲載。週プレNEWSではそのアザーカットとともに、そんな彼女の“卒業秘話”を聞く!
―この春に高校を卒業しますが、学生時代の「制服」って、自分にとってどんな存在でしたか?
飯豊 う~ん。なんていうか、“鎧(よろい)”だったような気がします。
―鎧って、戦いの時に着る?
飯豊 そうです。制服を着ると、「よし!」ってスイッチが入るんですよ。学校に行く時だけじゃなく、仕事のオーディションの時も必ず制服を着て行ってたので、袖(そで)を通すと“仕事モード”になるんです。
―なるほど。今振り返ると、高校生ってどんなイメージですか?
飯豊 “強い”っていうイメージです。高校生って、大人でも子供でもなく、すごいキラキラした“無敵の存在”って感じがするんです。私は仕事をしていたので、あんまり高校生らしいことができなかったんですけど、たまに自分が高校生だっていうことを意識すると、それだけで自分がキラキラしたものを纏(まと)える気がして。だから、高校を卒業しちゃうのは寂しいですね。
―高校生活で思い出に残ってることは?
飯豊 1年生の時の担任の先生です。私、仕事のために、2年生に進級する時に全日制から通信制に切り替えようと思ってたんですけど、その先生から「僕は飯豊さんを通信に行かせないからね」って言われたんです。実は、入学する時の面接官もその先生だったんですけど、私が「2年になったら、全日制で修学旅行に行きたいです」って言ってたことを覚えててくださってて。
―通信に移ると、その修学旅行に行けなくなってしまう状況だったんですね。
飯豊 そうなんです。先生のおかげで、そのまま全日制で進級して、修学旅行にも参加することができました。結局、3年の時に通信に移ることになったんですけど、先生に謝ろうと思って職員室に行ったら、「修学旅行にも行けたんだから、いいと思う。体に気をつけて頑張ってね」って言ってくださって…。
―すごくいい先生ですね…。
飯豊 はい。その後、卒業も厳しくなって諦めかけたこともあるんですけど、先生のことや、学校と仕事の両立のために頑張ってくれたマネージャーさんのことを考えると、「恩返しのためにも卒業しなきゃな」って思って。最後の1ヵ月間は3年分、頑張りました!
―ドラマ撮影やモデル活動もある中、本当に大変でしたね。
飯豊 でも、卒業が決まったのも本当にギリギリのタイミングで。「私はいつもギリギリで生きてきたから、卒業する時も私らしかったな」って思います(笑)。
―卒業後の抱負は?
飯豊 『MARS~ただ、君を愛してる~』(6月18日公開予定)で、初めて恋愛映画に挑戦させていただいたんです。すごく勉強になったので、また新たな分野に挑戦しつつ、自分の引き出しを増やしていきたいです。あと、小さい頃から「バラエティに出たい」とも思ってて。
―お、意外ですね。
飯豊 バラエティとかラジオで“自分自身”を発信していきたいなって思うんです。ドラマは役として出演してるから、今年は自分自身を出せるようなお仕事もやっていきたいです。
―プライベートでは?
飯豊 車の免許を取りたいのと、料理をちゃんと覚えたいのと…。あと、陶芸!
―陶芸? またどうして?
飯豊 私、ものを作るのが好きなんです。その中でも、陶芸ってずっと形として残るものじゃないですか。もし家庭を持ったら、自分で作った陶器を子供にプレゼントしてあげたいなって思ってます。
■週刊プレイボーイ13号(3月14日発売)のブックインブック特集「高校卒業~最後の制服」も要チェック!
(文/西中賢治 撮影/佐藤裕之)
■飯豊まりえ(IITOYO MARIE)
1998年1月5日生まれ 千葉県出身 身長167㎝ 血液型=B型
○6月18日(土)公開予定の映画『MARS ~ただ、君を愛してる~』にヒロイン役で出演。『めざましテレビ』(フジテレビ系)「イマドキ」コーナーレギュラー、雑誌『セブンティーン』専属モデル。公式ブログもチェック http://ameblo.jp/avex-marie/