広島県東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」でトラックが渋滞の列に突っ込み、2人が死亡した多重事故で、県警は20日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕した運送会社社員皆見成導容疑者(33)=埼玉県越谷市=を送検した。

 逮捕容疑は17日午前7時25分ごろ、八本松トンネル内を中型トラックで走行中、渋滞の車に次々と衝突。乗用車の会社員今塩屋明宏さん(34)=東広島市=と、軽乗用車の会社員丸岡節枝さん(65)=広島県竹原市=を死亡させた疑い。

 県警は、皆見容疑者が勤務している埼玉県川口市の運送会社を19日に家宅捜索、運行計画書などを押収した。