ミュージシャン:GACKTが19日、埼玉・三郷市文化会館大ホールでライブを行い、全国ツアー「LAST VISUALIVE」をスタートさせた。
前回、10万人強を動員したコンセプトライブ「Requiem et Reminiscence」から7年。「VISUALIVE」は、テーマ性のあるストーリーを「映像」「パフォーマンス」「音楽」というすべての要素を連動させ、ライブを通じて表現するという、GACKT独自の世界観が詰まったライブステージ。
ツアー初日となるこの日、定刻より遅れること1時間。ステージの紗幕に映し出された「義経秘伝」からついに「VISUALIVE」がスタート! 約7分間の映像のクライマックスに向かう瞬間に紗幕が開き、GACKTがステージに登場すると割れんばかりの歓声が沸き起こった。
4月に発売する最新アルバム「LAST MOON」の収録曲を中心としたセットリストに観客も大興奮! 「傀儡(くぐつ)が如く」では、バックダンサーと一緒に激しいダンスを披露するなど、このツアーへの意気込みを存分に感じさせた。
全編通じて印象深い映像が絡んでくるこのステージでは、ライブを見ているのか映画を見ているのか……迫力の音の渦が体を包みながらも、バックモニターには様々な情景が映し出され、自分が会場ではなく、まるで映像の中いるのでは? と錯覚してしまうほど引き込まれる、あっという間の3時間のステージだった。