プロ野球DeNAは20日、他球団の選手間で現金の授受があった問題を受けて実施した調査の結果、一部の選手らが高校野球を対象に金銭のやりとりをしていたと発表した。
これには約10人が1人1万円程度を出して参加。甲子園での大会前に、くじ引きで1人につき数チームを振り分け、優勝チームが当たった選手が総取りする形で、昨年まで数年間行われていた。
また一部の投手の間では、1人4万円を出し合って貯金(勝利数と敗戦数の差)などの項目を決め、年間最上位の選手が祝儀として受け取っていた。さらに練習や試合でミスをした選手から1000円程度の罰金を徴収し、選手会の懇親会費用として積み立てていたことも分かった。球団はこうした行為をいずれも禁止した。
円陣で「声出し」をした選手が現金を受け取る習慣や、野球賭博や賭博常習者との交際などは認められなかった。