レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が、同クラブに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマについてコメントを残した。19日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
ジダン監督は、欠場が続いているベンゼマについて「彼の状態は良い。私が見る限り、彼はやらなければいけないことに集中している」とコメント。リヨンに所属する元同代表MFマテュー・ヴァルブエナへの恐喝容疑や同国首相へのコメントなど、ピッチ外での騒動が取りざたされる同選手に、問題はないと見ているようだ。
さらに同監督は、「最も重要なことは、彼がフィジカル的に良い状態へなることだ。彼は、よくトレーニングできているし、だんだんと鋭さを構築している」と本来のコンディションへ戻ってきていることを明かし、期待を寄せた。
恐喝容疑の影響でベンゼマはFFF(フランスサッカー連盟)から代表招集を見送ると明言されており、17日に発表された国際親善試合へ向けたフランス代表メンバーからも落選している。これに関してジダン監督は、「それがフェアであるかそうでないかについて、コメントするつもりはない」と発言を控えた。
右大腿二頭筋の負傷から復帰目前と伝えられているベンゼマ。リーグ31節のバルセロナ戦や、チャンピオンズリーグ準々決勝など重要なゲームを控えるチームにとって、ベンゼマ復帰は明るい材料だ。