1:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:16:09 ID:dqe
30歳の記念に腕時計を買ったので語ります。節目の歳に記念品として腕時計を買いました。良い機会なので腕時計について語るスレを立てます。
普及機から高級機まで、色々な価格帯・メーカーを羅列時計専業メーカーを主に紹介するつもりです。独立時計師もたくさんいるけど、今回は割愛しました。
スイス勢から始まり、その他の国を紹介し、日本メーカーを紹介。
そして、時計業界の近代史を簡単に紹介します。それから、時計選びのアドバイスも載せていきます。
最後に、記念に買った腕時計を見せます。
それでは、よろしく!
2:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:16:27 ID:dqe
まずはスイスの時計産業から。
スイスでは伝統的に時計産業が盛んだ。時計職人にはユグノー(新教徒)が多かったが、彼らはルターによる宗教改革の迫害を受けた。
そのとき、フランスからスイスに数多くの時計職人が亡命。宝石職人と手を組んで時計生産を始めた。
その時代、宝石職人は贅沢品禁止令の影響で失職していたので、時計職人との利害が一致したわけである。
スイスの時計メーカーは、伝統的に個人事業主や中小企業が多く、現代でもその連合体によって形成されている。中世からのギルドの伝統が生きているのだろう。
5:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:26:55 ID:dqe
パテック・フィリップ
三大高級時計メーカーのひとつ。スイス時計界の頂点に君臨するメーカーである。数多くの王侯貴族、大富豪、文化人を顧客に持つ。ヴィクトリア女王が愛用したことで知名度を上げた。
他の主な顧客は……大正~平成の天皇陛下、ローマ法皇、ヴィルヘルム一世、アインシュタイン、キュリー夫人、トルストイ、ワーグナー、ブラッド・ピット、プーチン大統領 など
一番安い「カラトラバ」でも200万円位する。
複雑機構を搭載した3億円の「グランドマスターチャイム」もある。
実用性だの耐久性だのを重視しているメーカーではないので、概ね3気圧防水程度のモデルが多い。が、中には「ノーチラス」といった防水時計もある。
6:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:28:46 ID:Ch2
ブームがさったから時計屋も必死だよな
8:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:30:06 ID:dqe
>>6
僕は時計屋じゃないけどね
7:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:29:32 ID:dqe
ヴァシュロン・コンスタンタン
三大高級時計メーカーのひとつ。マルタ騎士団のマルタ十字がシンボルマーク。
日本ではパトリモニーが知られている。タモリや秋元プロデューサーも愛用者だそうな。
ワールドタイム(世界各国の時間を表示)を搭載したモデルもある。
ビジネスマンがごく普通に使っていそうな外観の時計も作っている。
近年、世界で最も複雑な機械式時計を製作。「Reference57260」という特注モデルで、3人の専属時計師が8年の歳月を掛けて設計・組み立てを行った。価格は非公表だが、推定価格は6億円ほどと言われている。ユダヤ歴やヘブライ語の表示があるので、たぶんユダヤの富豪が顧客だろう。
10:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:32:17 ID:dqe
オーデマ・ピゲ
三大高級時計メーカーのひとつ。他の二社と比較すればカジュアル寄りのデザインが多い。
船窓をイメージしたスポーツウォッチ「ロイヤルオーク」が有名。このモデルは「ラグジュアリー・スポーツウォッチ」の火付け役になった。
ロイヤルオークが目立っているが、ごつい時計以外も作っている。
主な愛用者は、三島由紀夫やアーノルド・シュワルツェネッガー等。ごつい人はごつい時計が好きなのかな……
日本では銀座に直営店がある。
11:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:36:12 ID:dqe
ブレゲ
フランス出身の天才時計師・ブレゲによって創立。ナポレオンやマリー・アントワネットが顧客にいた。
18世紀から時計製作をしていたメーカーだ。だが、19世紀末~20世紀末までの約百年間は、創業者一族が経営から離れていた。ブレゲ社は軍用機等の航空機を製作するメーカーになった為、創立時の事業であった時計製造部門を売却したのである。
機械式時計の復興のために、
スイス系企業(スウォッチ)がブレゲ時計部門を買収した。現代もスウォッチグループの高級部門を担っている。
クラシカルな時計に定評がある。ギョーシェ模様(文字盤にある格子状の模様。反射防止の意味がある)など、スイスのフランス文化圏のデザイン文法を体現している。
日本では、麻生太郎、木村拓哉、石橋貴明、松井秀樹、石田純一 等が愛用している。
12:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:38:37 ID:dqe
ウブロ
スイス時計界の中では新興勢力であり、最初は奇抜な時計メーカーだと思われていた。現代では王侯貴族や著名人といったセレブに支持されている。
セラミックやチタンといったハイテク素材を使った時計の先駆け的存在。
高級カジュアルウォッチの分野で成功している。
オーデマ・ピゲに似たデザインもあるが、オマージュであることはウブロも公言している。
Gショックみたいなデザインなので、高級Gショックなどと揶揄される事もある。
芸能人やスポーツ選手に愛用者が多い。みのもんた、加藤茶、武井壮、ウサイン・ボルト、羽鳥慎一、吉田沙保里 等。
49:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)17:42:14 ID:ZM9
>>12
ウブロの二枚目のやつ欲しいなあ。
ビジネスで使うには派手すぎるのが難点か。
52:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)17:45:58 ID:dqe
>>49
フェラーリのエンジンがモチーフです。
ビジネス用途だと少し派手でしょうね……
3:名無しさん@おーぷん 2016/03/20(日)16:20:33 ID:dqe
ロレックス
世界的に有名な時計メーカーのひとつ。日本でも知名度・人気は高い。
高級時計の代名詞ともいえる存在。キンキラで成金趣味な時計という印象も強いが、今も昔も実用時計の生産を主軸としている。
かつて、ドーバー海峡横断やエベレスト登頂といった冒険に使われた。そういうエピソードをアピールすることで、タフネスをアピールした。当初はGショック的な売り方をしていたものが、富裕層に支持されるようになって高級路線に特化するようになる。とはいえ、宝飾よりタフさをアピールする姿勢は一貫している。
代表的なロレックス時計。
クロノグラフ(ストップウォッチ)がついた「デイトナ」
アメリカで開かれるデイトナ耐久レースの為に作られた。所ジョージも愛用。
ダイバーズウォッチ(潜水用防水時計)の「サブマリーナ」
潜水時計のパイオニアで、このジャンルの基本形を作ったシリーズ。そのため、他社のダイバーズウォッチもデザイン的に似た物が多い。愛用者にはジェームズ・ボンド、次元大介、石原裕次郎などがおり、ハードボイルドな男たちが愛用するイメージの時計といえる。
探検家向けの時計「エクスプローラー」
簡素なデザインなのでスーツスタイルの人々から支持されている。