日本劇場未公開の映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』(未・14)で共演した人気俳優ドウェイン・ジョンソンとマーク・ウォールバーグが、米HBO局で手掛ける新ドラマ『Ballers(原題)』を巡り著作権侵害で訴えられ、2億ドル(約223億円)の賠償金を求められているという。The WrapやE!Onlineなどの海外メディアが報じた。
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『Ballers(原題)』はアメフト選手とその家族、友人、関係者を巡るスキャンダルや関係を描く30分のスポーツドラマ。シーズン1は2015年に放送され、シーズン2の放送が今年予定されている。企画はスティーヴン・レヴィンソン。マークとドウェインは製作総指揮に名を連ね、ドウェインは主演を務める。
訴えを起こしているのは、カリフォルニア州在住の脚本家エヴェレット・サイラスとシェリー・リトルトン。2人は2015年末に訴えを起こしたが、訴訟内容を改めて再度、連邦裁判所に訴訟を提起したという。
2人は『Ballers(原題)』と、自分達が執筆した脚本『Off Season(原題)』の多くの部分が類似していると主張。プロのアメフト選手がシーズンオフ中にパーティやドラッグ、浮気、ケンカなどに明け暮れるなどの描写が酷似していると訴えているらしい。2人は脚本のコピーを2007年5月頃にスポーツ番組の製作会社IGMに渡しており、そこにはHBOの役員を兼務していたクリス・アルブレットがいたとのことで、HBOが脚本を入手できる経路があったと主張しているとのことだ。
サイラス氏とリトルトン氏は当初、2008年にドウェインとマークに脚本のアイデアを売り込んだが、企画に自分達の名前を掲載することを拒否されたため全てが白紙になったと説明。ドウェインとマークが許可なく『Off Season(原題)』のアイデアを使用したと主張していたという。HBO側は昨年の時点で「申し立てに根拠なし」と、裁判になっても勝つ自信を見せていたとのことだ。