八本松トンネルの事故状況
共同通信社

 広島県東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」で2人が死亡した多重事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕された運送会社社員、皆見成導容疑者(33)が、トラックで渋滞の列に突っ込む直前、居眠り運転をしていた疑いが強いことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警が現場の状況などを捜査し、そうした見方が強まった。

 捜査関係者によると、脇見運転の原因の一つに考えられる携帯電話の記録を調べた結果、操作していた様子はないという。最初に追突した現場の路面にブレーキ痕がなく、直前は意識がはっきりしていなかった可能性がある。

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