シンガー・ソングライターの星野源が21日、自身最大規模となる約10万人を動員した全国ツアー『星野源 LIVE TOUR 2016 「YELLOW VOYAGE」』(11ヶ所13公演)を打ち上げた。最終日の大阪城ホール公演は約1万人の観客で埋め尽くされ、星野は「めちゃくちゃいい景色、すごい!」と感激しきりだった。
声優の銀河万丈がライブの幕開けを告げると、星野はシックなスタイルで登場。割れんばかりの拍手と歓声に迎えられ、「地獄でなぜ悪い」でスタートした。昨年12/14付のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得した最新アルバム『YELLOW DANCER』から「Down Town」「ステップ」「ミスユー」「Soul」などをパフォーマンスし、自身が敬愛するブラックミュージックとJ-POPを融合した“YELLOW MUSIC”でフロアを揺らした。
「なんかプロレスの入場みたい」と笑いながらセンターステージへ歩いて移動すると、弾き語りパートへ。「くせのうた」「くだらないの中に」のほか、「スーダラ節」を弾き語りバージョンでカバーした。
メインステージに戻ると、昨年、自身の代表曲の一つとなった「SUN」では「自由に踊ろう!」と観客に呼びかける。ダンサーも登場し、YouTubeの再生回数2500万回を突破したミュージックビデオさながらの絡みをみせると、会場のボルテージも最高潮に達した。
アンコールでは星野扮する“ニセ明”が登場し、まさかのフライング演出で本家・布施明の「君は薔薇より美しい」を熱唱。Wアンコールでは「また近々ツアーをしたいと思ってるので、そのときはよろしくお願いします!」と再会を約束し、アルバムのラストに収録されている「Friend Ship」で3時間近いライブを締めくくった。