星野 源が昨年12月にリリースしたアルバム『YELLOW DANCER』を携え、1月9日、札幌・ニトリ文化ホールを皮切りにスタートした約2年ぶりとなる全国ツアー「星野 源 LIVE TOUR 2016『YELLOW VOYAGE』」。各地で熱狂的な盛り上がりを見せ、さいたまスーパーアリーナ公演2daysを始め、トータル約10万人を動員する自身最大規模のツアーとなった。
全会場チケットは即時完売。チケットはプレミア化し「今最もチケットが取れないアーティスト」といわれる星野 源の勢いを感じさせるものとなった。以下、ツアーファイナルとなった、3月21日、大阪城ホールのレポートをお届けする。
【ライブレポート】
呼び込みとともに、シックなスタイルで登場した星野 源。その登場とともに会場のボルテージは一気に上がる。割れんばかりの歓声と拍手が起こるなか、1曲目「地獄でなぜ悪い」からライブがスタートした。約2年ぶりとなる本ツアー。各会場で大きな盛り上がりを見せたが、ツアーファイナルとなった大阪城ホールは約10,000人の観客で埋めつくされ、星野は「最終日ありがとうございます。めちゃくちゃいい景色、すごい!」と最高の笑顔でMCした。
その後も、35万枚を突破し、大ヒット中のアルバム『YELLOW DANCER』から、「Down Town」「ステップ」「ミスユー」「Soul」などをパフォーマンス。自身が敬愛するブラックミュージックとJ-POPを融合した、“YELLOW MUSIC”のグルーヴでフロアを揺らしていく。続いて「夢の外へ」「Crazy Crazy」などシングル楽曲が披露。会場はますます盛り上がりを見せていった。
その後、会場内に作られたセンターステージへ「なんかプロレスの入場みたい」と笑いながら徒歩で移動、弾き語りパートで「くせのうた」「くだらないの中に」などを披露。このライブで唯一カバー楽曲として披露された「スーダラ節」の弾き語りバージョンも印象的なものとなった。
メインステージに戻り、星野自身もラストでマリンバを披露する「Nerd Strut」から「桜の森」へ。次に披露された「Snow Men」では照明とスモークで雪の世界へ入り込んだかのような幻想的な空間が作られた。
昨年大ヒットを記録し、2015年を代表する1曲となった「SUN」では星野自身が「自由に踊ろう!」とMC。イントロのアナログシンセのノイズが始まると同時に大歓声が。ダンサーも登場し、YouTubeで2,500万再生を超えるミュージックビデオさながらにダンサーとの絡みをみせ、キャノン砲で金テープが発射され、会場全体の熱気も最高潮に!
その後、「めざましどようび」テーマソング「Week End」、年明けから「ユーキャン」CMソングとしてオンエアされている「時よ」などすでにお馴染みとなったアルバム楽曲たちも、がダンサーとの絡みを見せたり、振付を披露するなど、会場は大いに盛り上がり見せ、本編が終了した。
アンコールでは星野扮する“ニセ明”が登場。まさかのフライングも含め「君は薔薇より美しい」を熱唱した。ダブルアンコールでは感無量の表情で「また近々ツアーをしたいと思ってるので、そのときはよろしくお願いします!」と再会を約束し、アルバムでもラストに収録されている「Friend Ship」で3時間近いライブは幕を閉じた。
まさにアルバム『YELLOW DANCER』で星野 源が作り上げた“YELLOW MUSIC”を中心とした一大エンターテイメントが集約されたライブとなった。
PHOTO BY 岸田哲平、古渓一道
リリース情報
2016.01.20 ON SALE
星野 源 OFFICIAL WEBSITE