アップル、健康分野にどんどん入っていきます。
アップルはオープンソースのアプリ開発プラットフォームCareKitを発表しました。CareKitの役割は病気の治療をしている人のために治療を記録し、離れている医者と情報を共有することになります。
CareKitによる最初のアプリはパーキンソン病の患者用のものとのこと。ユーザーの健康状態が時間が経つに連れてどう変化しているかをトラッキングし、医療専門家とコミュニケーションをとるのに使われます。
これなんか聞いたことあるな、と思った方はResearchKitについて聞いたことがあるのかもしれません。ResearchKitもアップルが開発しているオープンソースの枠組みで、こちらは医療分野の研究者たちのツールとして開発されています。
アップルには他にもHealthKitという健康管理を目的としたソフトウェア・フレームワークも存在していますね。デバイスやアプリを駆使した医療・健康分野へますます力を入れていく姿勢が伝わります。
しかし治療のデータを扱うとなるとやっぱりデータのセキュリティやプライバシーの問題が心配ですよね。
アップルのJeff Williamsはその点について心配はないと強調しています。データがどこに行き、誰が見ることができるのか、ユーザーが完全にコントロールできるように設計されているそうです。が、詳細は特に説明されていません。今後その点が注目されますね。
CareKitは4月に利用可能となるそうです。
Kate Knibbs - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)