ニュースサイト「マイナビティーンズ」が、女子高生が目指しているという理想の体重の基準として、「シンデレラ体重」なる計算式を紹介し、ネット上で話題になっている。
それによると、「シンデレラ体重」は、「身長(m)×身長(m)×20×0.9」で算出される数字。たとえば女性の平均身長である158cmの人は約44.9kg、160cmの人は約46kgという計算になる。
ちなみに日本医師会が公表している「適正体重」は、「身長(m)×身長(m)×22」。こちらの計算式を使うと身長158cmの人は約54.9kg、160cmの人は約56.3kgで、「シンデレラ体重」は適正体重よりおよそ10kgも低い数値であることがわかる。
また厚生労働省は、肥満か痩せかの判定として「BMI」を設定しており、「体重〈kg〉÷(身長〈m〉×身長〈m〉)」の値が18.5以上25.0未満であることを推奨。BMIが18.5未満なら「低体重」、25.0以上なら「肥満」という目安だ。こちらの判定式でもシンデレラ体重は「低体重」となる。
Twitterでは、以前より「シンデレラ体重」を計算し、女性ユーザーから気にする声が上がっていたが、今回“痩せ”を目指す女子高生たちの存在が広く知られることになり、Twitterには
「ちょっとポヨポヨするぐらいがいいんだよ。
という声が。また、
「シンデレラ体重まであと3kgですけど全然理想体型じゃないですけどね…」
など、体重だけ気にしても理想の体型にならないことを示唆するような投稿も。
厚生労働省でも、若い女性の痩せ願望と、低体重傾向に警鐘を鳴らしているところ。無理なダイエットはしないでほしいものだ。
(花賀 太)
※当記事は2016年03月21日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。