爆発のあったブリュッセル国際空港で、負傷者を抱きかかえる人たち=22日(AP=共同)
共同通信社

 【ブリュッセル共同】ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄駅で22日朝(日本時間同午後)、相次いで爆発があり、地元の公共放送は計34人が死亡したと伝えた。負傷者も合計約230人に上った。治安当局はいずれもテロだとし、空港の爆発は自爆犯によるものと確認した。

 過激派組織「イスラム国」(IS)系の通信社はIS戦闘員が実行したと報じ、ブリュッセルが標的となったのは「ISと戦う有志国連合に参加する国の首都」だからだと主張した。ISの事実上の犯行声明となる。