移転が決まった文化庁のシンボルマークにちなみ、朱色にライトアップされた世界遺産・東寺の五重塔=22日夜、京都市
共同通信社

 文化庁の移転が決まった京都市では22日、世界遺産・東寺(南区)の五重塔が文化庁のシンボルマークにちなんだ朱色にライトアップされるなど、各地で祝賀ムードに包まれた。

 照明を普段の黄色から変更。午後6時半ごろに点灯し、約55メートルの塔が夕闇に浮かび上がった。

 東寺の砂原秀輝執事長は「膨大な文化財がある東寺にとって移転はとてもありがたい。連携を密にして文化財保護に当たりたい」と話した。

 市内では、京都タワーや市役所庁舎の夜間照明も朱色になり、移転決定を歓迎した。

 京都府と市などは同日、文化庁京都誘致協議会を開催し、移転決定を報告した。