春は出会いの季節。
バイトや部活・サークルなどに新人が入ってきて、あなたが「先輩」になるなんてこともあるでしょう。
いろいろ教える立場になりますが、ちょっとした言い方の違いで、後輩はやる気になったり、やる気がなくなったりするので注意が必要です。
本『やる気をなくす悪魔の言葉vsやる気を起こす魔法の言葉』(※)から、「やる気をなくす言葉」から「やる気を起こす言葉」への変換を紹介しましょう。
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■1.成功をイメージできる「肯定」する言葉への変換
×「ミスするな」
◯「丁寧にやろう」
×「気を抜くな」
◯「集中しよう」
人間の脳は否定形を理解できない性質があると言われています。
「ミスするな」「気を抜くな」と否定形で言われると「ミスする」「気を抜く」姿を頭の中でイメージしてしまうのです。
肯定形で伝えるよう、気をつけましょう。
■2.自信を取り戻す「期待」を伝える言葉への変換
×「何回同じミスをしたら気がすむんだ(またか・またやったのか)」
◯「(私は)君なら成功できると信じている」
×「いつになったらできるようになるんだ」
◯「(私は君に)早く一人前になってほしいと思っているんだよ」
ミスした時点で既に本人はへこんでいます。
そこでさらに怒ったところで、後輩がやる気になるはずもありません。
人は「誰かに認められたい」という本能を持っています。
怒るのではなく「期待」を伝えることで、失敗をした後輩は自信を取り戻し、やる気を出してくれるのです。
■3.積極的になる「質問系」の言葉への変換
×「◯◯しなさい」
◯「◯◯はもう終わっているかな?」
人はあまのじゃくなもので、命令されるとやる気がなくなるものです。
宿題を今やろうとしていたのに「やりなさい!」と言われてイラッとした経験、ありませんか?
やる気にさせるには、命令ではなくサラッと質問系で思い出させることが有効。
質問系で言われると、自然と脳が答えを探そうとするのです。
■まとめ
同じことを伝えるにも、言葉次第で印象がまったく違うというのが分かりますね。
賢いリーダー・先輩になるには、思ったことをただ言うだけではダメ。
相手の心を動かすにはどう伝えたら良いか、そう考えましょう。
後輩のやる気があれば、あなたも気持ちよく過ごせますよね。
あなたが先輩に言われてやる気をなくした言葉・やる気を起きた言葉を思い出してみるのも良いかもしれません。
※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。
文:ホラノコウスケ 企画:ガジェット通信
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