任天堂の家庭用ゲーム機「WiiU」が年内に生産中止を検討していると一部で報じられたことについて、同社は23日、「弊社からの発表ではない。WiiUは来期も生産を続ける」とコメントした。4月27日に開催する決算説明会でWiiUの販売見通しについて発表するという。
WiiUは、タッチパネル対応の液晶画面を搭載した大型コントローラー「WiiUゲームパッド」を備えた家庭用ゲーム機。テレビとコントローラーの二つの画面を同時に使って遊んだり、テレビを介さずにコントローラーだけでもゲームを楽しめる。累計で1億台を販売した「Wii」の後継機として2012年に発売されたが、世界販売数が1260万台(2015年12月末)にとどまっていた。任天堂は年内に新型ゲーム機「NX(コードネーム)」を発表する予定。
日本経済新聞は23日、既にWiiUの一部の部品は生産を中止しており、早ければ年内にも部品在庫がなくなる見込みと報じている。