大相撲・芝田山部屋の元力士が、兄弟子に暴行を受け失明状態になったとして、芝田山親方(元横綱大乃国)と兄弟子らに損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、暴行があったと認めた上で、親方は弟子の安全に配慮する義務を怠ったと指摘、親方と兄弟子に計約3200万円の支払いを命じた。
判決によると、元力士は中学を卒業して入門。兄弟子の暴行などが原因で網膜剥離を発症して2011年4月に実家に戻り、13年に引退した。
兄弟子は訴訟で「暴行したことはない」と証言していた。
芝田山親方は「明らかに不当な判断で、即刻控訴する」とのコメントを出した。