人気アニメ『フリクリ』の続編が、アニメ制作会社のProduction I.Gと米国カートゥーンネットワークの共同で製作されることが明かされた。米国での放送時期は2017年末から2018年初頭を予定しているという。
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併せて、米国カートゥーンネットワーク社の放送枠Adult Swim内のToonami枠にて、放送されることも決定。同シリーズの生みの親である鶴巻和哉さんがスーパーバイザーをつとめ、映画監督の本広克行さんが総監督、貞本義行さんがキャラクター原案を担当。また、演出家/脚本家の岩井秀人さんも参加する。
なお、3月25日(金)に、Adult Swimの公式Twitterに、『フリクリ』新作を想起させるようなGIFも投稿されており、ネット上を中心にで話題を呼んでいた。
FLCL Seasons 2 & 3 are go pic.twitter.com/FN8PovGFND
— [adult swim] (@adultswim) 2016年3月24日
国内外で人気を集めるOVA作品『フリクリ』!
アニメ『フリクリ』は、2000年から2001年にかけ、全6巻のOVAとして発売された、ガイナックスとProduction I.Gによる作品。
地方都市を舞台に小学生のナオ太、兄の元恋人である女子高生のサメジマ・マミ美、エレキベースを背負いベスパに乗った謎の女、ハルハラ・ハル子を中心に、さまざまな奇妙な出来事が展開されていく。
映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの監督である鶴巻和哉さんが初監督をつとめた作品で、テーマ曲をロックバンド・the pillowsが担当。キャラクターデザインは「エヴァンゲリオン」や映画『サマーウォーズ』で知られる貞本義行さんが担当している。
また、TVアニメ「〈物語〉シリーズ」のEDアニメーションなどを手がける漫画家・ウエダハジメさんによるコミカライズも行われた。
斬新な映像表現が国内外で高評価を受け、北米地域などでも吹き替え版がテレビで放送され、2003年にはカナダのファンタジア映画祭にてアニメーション部門銅賞を受賞した。
さらに、2015年8月に、同作の原作権が、ガイナックスよりProduction I.Gに譲渡されたことが明らかになり、それにともない、Production I.Gが本権利を新作アニメのリメイクなどに活用していくとの意向も発表されていた。
当社のグループ会社である株式会社プロダクション・アイジー(以下 I.G)は、アニメーション作品『フリクリ FLCL』原作権を原作者である株式会社ガイナックスより譲渡を受け、これを獲得いたしましたので、お知らせいたします。
本作は、2000 年から 2001 年にかけて株式会社ガイナックスと I.G により共同制作されたオリジナルビデオアニメーションシリーズとなり、TVアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』副監督を務めた鶴巻和哉の初監督作品です。吹き替え版がテレビ放送された北米地域を中心に、海外では今なお高い人気を誇る作品です。今回の譲受に伴い、I.G は当権利を新作アニメのリメイク等に活用して参ります。
「アニメーション作品『フリクリ FLCL』原作権取得のお知らせ」より抜粋
日本での放送などの詳細は、いまだ発表されていないが、続報に期待したい。