【平壌、北京共同】北朝鮮で昨年10月にスパイ容疑で拘束された韓国系米国人とされる男性が25日、平壌で記者会見し、韓国統一省当局者らの依頼を受け、北朝鮮の体制転覆を目的に情報収集などの活動をしていたと述べた。

 会見が開かれた経緯は不明。北朝鮮には、核実験などに対する国際的圧力が強まる中、男性に「犯罪行為」を自供させることで米国や韓国をけん制する意図もありそうだ。

 男性はドンチョル・キム氏(62)。会見での説明によると、昨年10月に北朝鮮北東部の経済特区、羅先で核関連機密などが保存されたUSBメモリーや文書を協力者から受け取っているところを拘束された。

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