うららかな春らしい気候が続き、おしゃれがますます楽しめる季節がやってきた。気温の上昇とともに足元もどんどん開放的になっていき、サンダルやオープントゥのパンプスなどを履く機会が増えてくる。
しかしいざとなったら、足の爪が割れたり、表面がデコボコになっていたり、手入れ不足で目も当てられない姿に……!
つるんとしたキレイな爪に整えるだけでなく、ペディキュアの似合う足になるにはどうしたらいいのだろう? ネイルサロン『Cee My Neil』のオーナーであり、元AKB48のメンバー佐藤夏希さんに聞いてみた。
「今は乾燥する時期だから爪が割れやすいんです。さらに靴下やタイツを履いている人が多いと思うので、足の爪のケアが怠り気味になっていると思います」
今、記事を読みながら「私も足の爪が割れてた!」という人もいるかもしれないが、落ち込んではいられない! こうなった場合、どんなケアをしていけばいいのだろう?
「足の爪が手と違うのは、爪の生え際にある甘皮の量が多いところです。甘皮は、細菌や異物の混入を防ぐ役割をしているのですが、必要以上になるとささくれの原因や、爪に栄養が行き渡るのを阻んだりすることがあるんですよ。ですから、不必要な甘皮を取ると健康な爪が生えてくるようになります。甘皮のケア用品はドラッグストアなどで簡単に手に入りますが、セルフケアが難しければネイルサロンでプロのケアを受けましょう。それから、爪は乾燥に弱いのでネイル用オイルやクリームで日々の保湿することも大切です。保湿をすると、ジェルネイルの“持ち”も良くなるのでネイルの施術後もぜひ続けていただきたいですね!」
健康な人の爪であれば、“甘皮のケア”と“保湿”で足の爪がつるんと美しく生まれ変わることができるのだそう。
AKB48在籍中、厳しいダンスレッスンや衣装のハイヒールを履いてパフォーマンスをしていたせいか、足が圧迫された影響で小指の爪がとっても小さくなっていたという佐藤さん。“甘皮のケア”と“保湿”を定期的に続けた結果、見違えるように生え変わった。
「爪の切り方も大事です。手の爪のように先端を丸くしないで、平行(スクエア)にします。そのとき、爪切りでカットすると爪が割れたりして負担がかかるので、ネイルファイル(爪ヤスリ)で削りながら短くするのがいちばんいいと言われています。もしネイルサロンでケアするときは、伸ばしたままにしておいてくださいね」
それでもやっぱり、爪が小さかったり、形に自信が持てない人もいるだろう。
「足の爪はマットがちに塗ったほうがキレイに見えます。また、小さな爪の人ほど、派手な色を乗せたほうが目立っていいですね。とくに当店でオススメしているのは、ホログラムで埋め尽くすギラギラ系がイチ推しです。カラーはこれまではピンクとか可愛い系が多かったんですけど、ブルーとか爽やか系もいいと思いますよ!」
今のうちから爪育をはじめれば、青の似合う夏に間に合うかも。今年の夏は服のテイストに合わせてペディキュアを楽しんじゃおう!(パンチ広沢)