児童虐待の疑いで児童相談所に通告された子どもの数
共同通信社

 昨年1年間に虐待が疑われるとして、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは前年より8097人(28・0%)多い3万7020人だったことが24日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた2004年以降、増加を続けて過去最多を更新し、初めて3万人を超えた。

 このうち、生命に危険がある緊急時や夜間などに警察が保護した子どもは、3年連続増加の2624人に上る。警察庁の担当者は「社会的な関心の高まりから積極的な通報につながった」と話している。

 摘発件数、人数は785件、811人で、被害者は807人となり、いずれも統計が残る1999年以降で最多。