手相とは、手のひらに入った筋や、肉づき、皺などで性格や運命を読み解く占いのことです。手のひらだけでなく、爪の形や指の長さ、手の形、指紋などを見ることもあります。
手相というと手のひらの線だけを見るものと思う人も多いかもしれませんが、実は手の大きさや幅、肉付きなども見て判断することが大切なのです。
そこで今回は、結婚にまつわる手相の線についてご紹介していきます。
結婚線の先端から細い線が出て、薬指の下の部位・太陽丘に入ると玉の輿、もしくは逆玉の輿が狙える相とされます。女性の場合は、資産家や有名人との結婚を意味しており、お金に困らない生活が約束されるでしょう。
男性の場合は、結婚相手の女性からパワーをもらって、成功する相。幸せな結婚が期待できるだけでなく、その後の生活も安泰と言えるでしょう。
運命線が生命線の内側からスタートして、その下のほうに線が割れてできる「島」のような形の相があれば、経済力や社会的地位のある相手と結ばれる暗示です。目上の人、年上の人からの寵愛運もあり、可愛がられるでしょう。
ある意味、物質的にも恵まれた生活をおくると言えますが、パートナーというより、やや愛人関係のような間柄になる部分は否めないかもしれません。
感情線に対して、斜めに線が割れてできる「島」が小指と薬指の間にあるのは、恵まれない結婚を意味しています。経済的な部分で困窮している状態、もしくは家族が反対していたりする可能性があるかもしれません。
そのため、何とかして結婚にこぎつけても、早々の別離や、ときには不倫のケースも。まずは急いで恋をしようとせずに、落ち着いて相手や自分の状況を整理することが大切です。
結婚線の近くに、細かい線がタテヨコの格子状になっているのは、なかなか結婚につながらないことを暗示しています。結婚まで焦らず時間をかけて進めていく姿勢が大切と言えます。
また、結婚線の周囲がほんのり赤く色づいてきたら、結婚の時期が近づいているサイン。
ただし、結婚線の先端(薬指に近い部分)が縦線で遮られている場合は、今すぐには結婚にいたらない可能性が高いと言えるでしょう。
手相は奥が深く、その歴史はおよそ3000年前から5000年前の古代インドという説が有力です。古代インドで始まった手相は、仏教とともに中国に伝わり、そこで易学(えきがく)を取り入れ発達し 平安時代の日本にもたらされました。最近では、手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法もあるようです。
しかし、いずれにせよ自分の人生が刻まれた線であることは確かと言えるでしょう。誰もが持つ手、あなたも自分の手の神秘を解読してみてはいかがでしょう。(脇田尚揮/ライター)
(ハウコレ編集部)