写真のため桜蹴りつける人々「逮捕されるべき」「まるで未開の人」。
日本では桜の開花のニュースもちらほら聞こえ始めてきて、春本番も近いと感じさせる。しかし、すでに春が訪れた中国の南京で起きた出来事が、世界的に問題視されているようだ。
南京の鶏鳴寺は武帝の時代からあるという伝統のあるお寺で、門前の桜通りの華やかさで知られている。観光客も多かったのか、たくさんの人がいる中で、ハイヒールを履いた中年女性らしき人物が桜の枝に腰掛けて写真を撮ろうと枝を踏みつけにしたり、スーツ姿の男性が桜吹雪を演出するために木を蹴るなどの暴挙が行われていた。微博(中国版Twitter)などでこれらの写真が投稿されると、中国国内でも「桜は公共物。どうして我が物顔で痛めつけるのか」「逮捕されるべき」「まるで未開の人のようだ」と非難が上がる。
さらに各国のメディアが取り上げるようになると「イルカや白鳥を殺すだけでは飽き足らず桜まで…」「おばさんの体重で桜に座ったら枝が折れてしまうよ」「きっと日本の桜だと思って気に入らないのだろう」といった反応が寄せられているようだ。