千葉県野田市の飼育施設「こうのとりの里」でふ化したコウノトリのひな=26日午前(同市提供)
共同通信社

 千葉県野田市は26日、市の飼育施設「こうのとりの里」でコウノトリの卵がふ化し、ひな1羽が誕生したと発表した。ひなは兵庫県豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」から運ばれてきた有精卵から誕生した。

 市によると、午前9時ごろ、ひなを飼育員が確認した。両施設は近親交配を防ぐため、有精卵を交換。野田市には卵2個が19日に届き、22日から別の親鳥に子育てさせる「托卵」を始めていた。

 残り1個の有精卵もコウノトリのつがいが交代で托卵しており、続けてのひな誕生に期待を寄せる。野田市の施設でふ化するのは4年連続。順調に育てば、昨年に引き続き試験放鳥する予定という。

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