民主、維新両党が合流して結成する「民進党」の代表に就く岡田克也代表は25日、筆頭格の代表代行に維新の江田憲司前代表(59)を起用する意向を固めた。幹事長に民主党の枝野幸男氏が横滑りすることから、代表代行に維新の主要メンバーを充てることで融和を図る。両党は27日、東京都内で結党大会を開催。「政権交代可能な新勢力」を掲げ、約160人規模でスタートを切る。

 岡田氏は25日の記者会見で、「民進党でもう1回、国民に信頼され、日本の政治の本流を担える政党をつくっていく。本気度を国民に感じていただけるよう頑張りたい」と語った。

 民進党の代表代行には、民主党の代表代行を務める長妻昭(55)、蓮舫(48)両氏も就く。

 江田氏は衆院神奈川8区選出で当選5回。旧みんなの党、旧結いの党を経て維新に加わり、昨年5月まで代表を務めた。今回の合流では、岡田氏と水面下の調整を続けた。

 両党は25日、双方の代表と幹事長による新党協議会を国会内で開き、総務省に届け出る「合併協議書」に署名。「夏の参院選と4月の衆院2補選の必勝を目指す」などとする当面の活動方針を決めた。