【熊本観光・熊本グルメ/女子旅プレス】毎日忙しなく生きる女性たちにとって、束の間の休みに現実を忘れて、ほっと一息つく癒しの時間はなくてはならないもの。青く輝く海に囲まれた風光明媚なまちで、美味しい食事を食べてのんびり過ごすひととき。そして可愛いイルカとの心弾む出会いが待っている熊本県天草市を、青文字系モデルの武智志穂と柴田紗希が実際に旅してきました。
【さらに写真を見る】武智志穂&柴田紗希、キュートなイルカに感動!綺麗な天草の海にはカラフルなサンゴがいっぱい
◆九州各県からふらっと遊びにいける天草
熊本県南西部に浮かぶ大小120余の島々から成る天草諸島は、一部鹿児島県にまたがり2つの県に属する諸島。その中心に位置するのが天草市です。
1549年、宣教師フランシスコ・ザビエルにより日本に伝えられたキリスト教は、1566年に天草地方へと伝えられ、布教とともに一気に南蛮文化が花開きました。
しかしその後、徳川幕府によって信者は弾圧され、ついには「島原・天草の乱」にまで発展。この事件をきっかけに約220年間の鎖国、開国に至るまでの歴史を辿ってきた天草は、日本のキリスト教の歴史を語る上で欠かせない存在。キリシタンの歴史と南蛮文化を現在に伝える重要な地です。
また天草諸島は、早崎瀬戸を挟んで対岸の長崎県の島原半島とともに雲仙天草国立公園に指定されるほど自然豊かで、700年ほどの歴史をもつ下田温泉は、海の向こうへ沈む最高の夕陽のベストスポットでもあります。
◆日本にわずか1機だけ!キュートな“イルカ飛行機”で天草へ
天草への交通手段は、電車、バス、フェリー、車のいずれも利用可能。九州本土とは天草五橋という5つの橋で結ばれ、平成29年度には新たに自動車専用の新天門橋が開通予定。今まで以上に交通の便が良くなります。
しかしせっかく天草諸島を訪れるのなら、天草の空よりも青い、ターコイズブルーの機体がまぶしい天草エアラインに乗ってみては?日本にわずか1機しかないこの飛行機は、福岡~天草間を約35分、熊本~天草間を約20分で結んでいます。
旅好きの中には、目的地までの道中に楽しさを見出す方も多いはず。親子イルカのデザインを施した可愛らしい飛行機なら、空の旅がいつも以上に楽しく、特別なものに感じられるはずです。
◆遭遇率はほぼ100%!イルカの群れに大興奮
有明海、八代海、東シナ海の3つの海に囲まれた天草諸島は、白鶴浜海水浴場と四郎ヶ浜ビーチが快水浴場百選に選ばれるなど、水質の美しさには定評があります。
また、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚のいる美しい海でのスキューバダイビングや、ウェイクボード、フライボード、ホバーボード、シーカヤックなど、様々なマリンアクティビティに挑戦することも。
中でも最も観光客から人気のアクティビティが、天草市五和町の沖合いに暮らす、約200頭ものハンドウイルカに会いに行くイルカウォッチングです。
近海を知り尽くしたベテラン船長の操縦のおかげで、イルカとの遭遇率は99.9%。すぐ目の前を元気いっぱい泳ぎ回り、時折水面をジャンプするイルカたちとの出会いは感動必至。船上にいながら鳴き声だって聞こえてきます。
船長さんが教えてくれるイルカの豆知識に耳を傾けながら、天草の海ならではの思い出作りをしてみては?
◆海鮮BBQで食材本来の美味しさに感動
イルカウォッチングのツアーを催行している「天草海鮮蔵(あまくさかいせんくら)」は、港で食事処も営んでおり、天草ならではの新鮮な海の幸を贅沢にてんこ盛りにした海鮮丼や刺身定食などのメニューを提供しています。
中でもおすすめのメニューが「はまんこら焼セット」という海鮮BBQセット。地元で揚がったタコをはじめ、アワビ、伊勢エビ、車エビ、サザエなど、新鮮な魚介類を贅沢に網焼きで楽しめるんです。海を眺めながら食べる焼きたての海鮮の美味しさは格別。
食後は併設されたショップで、天草の特産品をお土産に見て帰りましょう。
◆キリスト教信仰をひっそりと続けた天草の歴史
かつてキリスト教が伝えられ、徳川幕府の禁教令により信者が厳しく弾圧される歴史を辿った天草ですが、島の東部の崎津(さきつ)集落は、そのような厳しい状況下でも約250年もの間、ひっそりと信仰を続けたことで知られ、現在では「長崎の教会群とキリスト教関連施設」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産登録を目指し動き始めています。
崎津集落のシンボルとも言うべき「崎津教会(さきつきょうかい)」は、羊角湾を望む立派なゴシック様式の教会で、明治以降3回の建て直しを経て、空へとまっすぐ伸びる十字架付きの尖塔が美しい、現在の姿を留めています。
この崎津教会と、崎津諏訪神社、そして周辺の集落は国の重要文化的景観に選ばれているので、当時の歴史に思いを馳せながらまち歩きを楽しんでみては。
実は天草には、約450年前から欠かさずクリスマスを祝い続けてきた歴史があり、それは禁教令が敷かれ、多くのクリスチャンにとって苦難を強いられた時代にも「霜月祭」と名を変え、ひっそりと続けられてきました。
そのため天草はアジア初のサンタの聖地として世界的に認められ、グリーンランド国際サンタクロース協会の日本支部が置かれているまちでもあるのです。
クリスマス時期になるとイルミネーションが灯り、チャペルコンサートの行われる崎津教会のすぐそばには「AMAKUSANTA」という小さなショップがあり、運が良ければサンタ姿の店主に会えることも。このお店では、オリーブリーフティというポリフェノールを多く含む美容に嬉しいお茶が手に入るので、女子へのお土産にもおすすめです。
◆天草のお土産ならこれ!おすすめお菓子ベスト4
旅行中は、長い歴史の中で独自に生まれた、その土地でしか手に入らないお土産を手に入れるのも楽しみの一つ。そこで今回は、天草旅行のお土産におすすめな、昔ながらの変わらぬ美味しさを守り続ける老舗銘菓を4つご紹介します。
1.「かしの木館」の「子守唄万十(こもりうたまんじゅう)」
天草市福連木(ふくれぎ)地区で、古くから歌い継がれる子守唄にちなんで名付けられた「子守唄万十」は、ヨモギやかぼちゃ、しそなどを使ったふかふかの生地の中に、地元産のさつま芋とそら豆で作られた、甘さ控えめの練りあんがぎっしり詰まったおまんじゅう。
平成7年度には「ふるさと恋しい万十賞」を受賞したこのおまんじゅうは、地元の食材を使って手作りする、昔ながらの素朴な美味しさが魅力です。
2.「イソップ製菓」の「赤まき」
天草名物のひとつ「赤まき」とは名前の通り、ピンクがかった求肥で、ロールケーキとあんこを巻いたお菓子のこと。戦後に、漁師が船上で食べるおやつとして生まれ、以降この地で長く愛されてきました。
3.「しおさい館」の「牧島恐竜だご」
古くから牧島地区に伝わる「牧島恐竜だご」は、手作りのあんこをくるんだヨモギ餅を、アコウという木の葉で包んだもの。ひとつでもずっしりと食べ応えがあり、香りの良いヨモギの豊かな風味がどこか懐かしいおやつです。
4.「お菓子のおおくぼ」の「こっぱもち」
大江ロザリオ館のそばにある「お菓子のおおくぼ」の人気菓子「こっぱもち」とは、干し芋、もち米、砂糖を一緒について、シンプルな製法で作られるおもちのこと。
“こっぱ”とは、干し芋という意味。お土産にする際は、表面を軽く焼いてから食べるとさらに美味しく味わえますよ。
◆都会の喧騒を離れ、天草で癒しのひとときを
いかがでしたか?「日本にまだこんな場所があったんだ」、そう思えるような心地よさと癒しに溢れた天草諸島で、日常から離れて自分自身をしっかり癒やし、日本の良さを改めて時間する、そんな旅の過ごし方もたまには良いのではないでしょうか。
今回、武智志穂と柴田紗希の2人が旅した軌跡は「女子旅で行く!長崎県島原&天草めぐり」にて公開中。思わず自分も旅に出たくなる楽しげな写真とともに、天草のおすすめスポットの数々を凝縮して紹介しています。
また現在、長崎県が公開している「VISIT!あまくさ・しまばら~旅する物語~」でも、島原・天草地区のグルメ・温泉・自然やキリスト教の関連遺産を楽しく知ることができますよ。
歴史、自然、グルメを一度に楽しめる天草で、自然と文化に触れるうちに、その奥深さにどんどんハマってしまうはずですよ。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:長崎県企画振興部 地域づくり推進課
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。