荒木飛呂彦氏の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズから、テレビアニメ化が決定している第4部「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」が、3月27日(日)に東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2016」で、放送直前ステージを開催した。
第4部は、第3部「スターダストクルセイダース」で描かれた空条承太郎と宿敵DIOの死闘から11年後が舞台。ジョセフ・ジョースターの隠し子である高校1年生の東方仗助が、承太郎の来訪を機に現れた新たなスタンド使いたちから、生まれ育ったM県S市杜王町を守るために立ち上がる。
ステージには仗助役の小野友樹、杜王町に住む人気漫画家・岸辺露伴役の櫻井孝宏が登壇し、櫻井は「リアルタイムで第4部を読んでいて、シリーズでも一番好き。絵は漫画とは思えないほど芸術で、真似ようとしたこともある」、小野は「当時はホラーチックな雰囲気が怖かった。大人になって改めて拝見すると、あえてホラーの要素をハッキリと醸し出していることがわかる」と連載当時のエピソードを披露。第3部で主役の承太郎役を務めた小野大輔も合流し、「1年掛けて巡ったエジプトで、宿敵・DIOを倒し、旅も終え、『ジョジョ』ロスになった。これで役者人生を終えてもいいと思えるほど、完全燃焼した」と「ジョジョ」愛の強さゆえの感想を感慨深げに語った。
今回のステージは、小野大輔が小野友樹、櫻井に「ジョジョ」とは何たるかを教えていくという“継承”をテーマに展開。作品の特徴的な発音や、ジョジョ立ちについて熱弁していくなかで、小野大輔が岸辺露伴の代表的なポーズを櫻井に指導を行う場面も。細かな指の部分まで指導を受けた結果、櫻井はその立ち方を完全に習得し、会場からは歓声と拍手が送られた。「『じじい』(ジョセフ・ジョースター)はこの小野大輔が直々に『じじい』と呼ぶ」というテーマでは、小野大輔が第3部でジョセフ・ジョースターを演じた石塚運昇から手紙を受け取ってきたことを告白。小野大輔が代弁し、手紙を読み終えると、第4部でもジョセフ・ジョースター役を正式に石塚が演じることが発表された。
最後は小野大輔から小野友樹に主役交代、そして魂の継承をするために、お互いの拳を交えてイベントを締めくくった。
4月1日(金)からは、「インターネットラジオステーション<音泉>」で同作のwebラジオの配信も決定。仗助役の小野友樹がパーソナリティを務める。第1回は承太郎役の小野大輔が登場し、「オラオラジオ!」を小野友樹に受け継ぐ内容になるという。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」は、TOKYO MX、MBSほかで4月1日(金)から順次放送開始。