石炭の未来は、決して明るくはなさそうです。
破産保護が必要であることを認めたのは、アメリカの化石燃料プロバイダであるPeabody。ブルームバーグが報じたところによると、操業維持が困難な状況にあると判断した同社が、SEC(証券取引委員会)に対して破産申請を提出したことが明らかになりました。
以下は、業務好転に励んでいるものの、その成功は確かではないという申請文の一部。
---------------------------------------炭鉱を安価で売り払うことで赤字を減らす業績改善計画がありましたが、苦戦しているのが現状なのだとか。Peabodyは現在、63億ドルの債務を抱えています。
石炭発掘会社の業績悪化は、今回のPeabodyのケースに限らないのも事実。ブルームバーグによれば、競合であるAlpha Natural Resources、Arch Coalもすでに倒産申請済みであることが指摘されています。
天然ガスの値下がりの影響を受けている石炭業界。膨大な石炭消費量を誇る中国でも、2030年までにCO2排出量の増加をストップすることが宣言されています。いきなりゼロになるとは言わずとも、石炭が活用される時代はこのまま徐々に終焉を迎えるのでしょうか...?
source: Bloomberg
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)