4月8日(金)に放送される、松本清張スペシャル「かげろう絵図」(夜9:00-11:22フジテレビ系)の試写会が3月27日に行われ、米倉涼子と山本耕史が登壇した。
【写真を見る】米倉は「今まで敬遠していましたけど、日本人として時代劇はやるべきだなと思いました」とすっかり時代劇のとりこに
同作は、江戸時代後期、世間を騒がせた一大ゴシップ“感応寺事件”を基に描く歴史サスペンス。主人公・縫(ぬい)を演じる米倉が、殺された父の敵でもある現政権の悪事と裏事情を探るため、スパイとなって奥女中として入り込む勇猛果敢なヒロインを演じている。
米倉は「私にとってほぼ初と言える時代劇への挑戦だったんですが、大先輩の方々がそばにいつもいてくださったので、とてもいい勉強になりました」と撮影の感想を語り、「今まで敬遠していましたけど、日本人として時代劇はやるべきだなと思いました」と時代劇にすっかりハマってしまった様子。
慣れない所作やせりふの言い回しには「監督にたくさんお叱りいただきました」と苦笑しながらも「(今後も)ぜひ挑戦したいなと思いました」と、意欲を見せる。
一方、縫がひそかに恋心を抱くいとこで、武術に優れた武士・新之助を演じる山本は「現代の女性の強さみたいなものがこの時代にもある。撮影も順調で、楽しく撮れたという印象があります」と、作品の印象を語る。
山本の言葉通り、京都での撮影は充実していたようで、米倉も「扮装してあの時代の中へ飛び込んでいくって、タイムスリップをした感覚になって楽しかった」と感想を。
また、米倉は山本に「毎日浴衣でいらっしゃっていましたね?」と問い掛けると、山本は「ホテルを出る時から浴衣で、もう面倒くさいので」と苦笑い。続けて、米倉も「私たち、お洋服着て現場に行くんですけど、すぐ脱ぐんです。着たと思ったら30分後には脱いでいる」と時代劇の現場ならではの話が飛び出した。
松本清張サスペンスには何度も出演している米倉だが「松本清張さんの作品というとすごくドロドロしていて、暗くて、怖いというイメージがあるけれど、今回は心が温かくなるお話なので新鮮でした」と、いつもと違う清張作品の魅力を実感。
最後に「良いドラマを見たなって感じになると思うので、ぜひご覧になっていただきたい思います!」と、米倉は視聴者へメッセージを送った。