シンガー・ソングライター松山千春(60)が、デビュー40周年記念ベストアルバム『松山千春の系譜』を4月13日に発売する。4つのレーベルの垣根を超え、自ら選曲した60曲を収録。すべての楽曲の歌詞カードを直筆でしたためた。
【写真】デビューから現在までの写真を厳選したブックレット掲載フォト集
1977年1月、キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)からデビューした松山は、フォークシンガー・加川良らと設立したNEWSレコード、アルファーレコードを経て、現在の日本コロムビアに移籍。4つのレーベルからシングル76作品、オリジナルアルバム33作品を発表してきた。
デビュー40周年イヤー第1弾となる本作は、4枚組CDボックスに60曲を収録。音源は当時のアレンジとボーカルを残して収められており、タイトルどおり『松山千春の系譜』をたどることができる作品となっている。
初回生産限定盤には、120ページにおよぶ豪華ブックレットを同梱。そのうち30ページは「デビューから現在までのレアな写真を厳選」(関係者)した写真集になっている。さらに付属DVDには、デビュー当時の貴重映像を収録。故郷・北海道のSTVが79年に制作した『松山千春 大空と大地の中で』、80年に制作された『松山千春スペシャルCHIHARU 25 TAKE OFF』の名場面を抜粋し、約24分の映像作品に再編集した。
制作を担当する日本コロムビアの涌井淳氏は「網走のコンサートや真駒内での野外コンサートなど、当時のコンサートのリハーサル、楽屋のシーンなどを貴重な映像を盛り込んでいます。デビュー当時の千春さんの映像で残っているものが少ない中で、ファンにとって貴重なものだと思います」と説明する。
4月11日の北海道・札幌を皮切りに、2週間かけて「アドトラック・松山千春号」を全国縦断させる企画も進められている。40周年を記念したデザインの大型トラックが札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7大都市を走る計画だ。
アルバム発売後の15日からは、神奈川・座間ハーモニーホールを皮切りに『40周年記念コンサート・ツアー 松山千春の系譜』がスタート。6月28・29日の北海道・札幌ニトリ文化ホールまで18都市23公演が行われる。
■『松山千春の系譜』収録曲
【DISC2】
【DISC3】
【DISC4】