『おそ松さん』最終回! 2期を期待するファン多数も、「最終回にして一番つまらない話」という酷評も多く… | ニコニコニュース

アニメ『おそ松さん』公式サイトより。
おたぽる

 昨年10月の放送以来、爆発的な人気を獲得し“社会現象”を引き起こしたアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)が、28日に最終回を迎えた。

 最終回の平均視聴率は自己最高となる3.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、深夜アニメでは異例の数字を記録。また、“おそ松さんロス”という言葉がネットに広がる……という記事がYahoo!トピックスに上がるなど、さすが『おそ松さん』と言うべきか、大きな反響を呼んでいるが、その一方で最終回の内容に「おそ松最終回微妙だった」「最終回にして一番つまらない話だった」と不満を抱くファンも多いようだ。

 何があっても“自己責任アニメ”としてファンを納得(?)させてきた『おそ松さん』だったが、最終回(第25話)の直前となる第24話は、就職がきまったチョロ松をきっかけに兄弟がそれぞれ家を出て行く中、一人だけ松野家に残っているおそ松のもとに手紙が届く……というところで終了。六つ子たちが身も心もバラバラになってしまうという、まさかのギャグなし&シリアス展開に悲しむファンも多く、その中で「結局ニートに戻る」「夢オチ」「死亡オチ」などと最終回についてさまざまな憶測が立てられていた。

 そんなファンが固唾をのんで見守った『おそ松さん』の最終回だが、前話のシリアス展開を開始数秒で打ち砕くという、まさに『おそ松さん』らしい展開でスタート。おそ松の元に「松野家 センバツ出場」という知らせが届き、一度はバラバラになった六つ子が集結。現在開催中の「選抜高校野球大会」をパロった「センバツ(モザイク)大会」に出場することに。初戦で惨敗するも、1年後かくかくしかじかでパワーアップし、「横兵高校」「BL学園」という強豪を野球というより力技で撃破、決勝に進出するも、強敵に結局負けてしまう……という終わり方だった。

 随所にギャグやパロディネタが盛り込まれ、また決勝で試合に勝ったらトト子と××××できると聞いた六つ子が“勃ち上がり”力を合わせるといった下ネタは『おそ松さん』らしく、また六つ子たちの別れの言葉が入ったエンディングテーマ「SIX SHAME FACES ~今夜も最高!!!!!!~-Type FINAL-」は、「おそ松らしい良い終わり方だった!」「EDで泣いた」と好評だが、伏線を見事にぶち壊した上、微妙に歯切れの悪い内容だったためか、「平日に夜更かしする必要はなかった」「くっそ寒い終わり方だった」「最終回最高に面白くない」と酷評する声も多数上がっている状態だ。

 だがそれでも「2期待ってる!」「2期ないと死ぬ」と、早くも2期アニメの制作を待望するファンは多い。中には、作中の「AKiNi Two あるよ」と壁に書かれた文字を「秋に2期あるよ」と、また最終回のエンドカードにあった暗号を「2期放送決定」と解読するファンもいる状態。ひとまずは“酷評もあり”の最終回を迎えた『おそ松さん』だが、このフィーバーはまだまだ続きそうだ。