【ワシントン時事】米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は29日、ワシントン市内で講演し、南シナ海の中国の拠点周辺に米軍艦船を送り込む「航行の自由作戦」について、「中国による南シナ海での軍事力整備を止めているわけではない」との見方を示した。
議長は「南シナ海での中国の活動は情勢を不安定化させ、通商ルートを脅かしかねない」と改めて懸念を表明。航行の自由作戦に関し、中国の圧力にさらされている同盟・友好各国を安心させる役割を果たしていると述べた。