全国47都道府県が参加し、各地域での予選を勝ち抜いた11チームと今年1月に行われた全日本女子ユース(U-15)フットサル大会に出場した選手から選抜されたフットサル日本女子選抜を加えた12チームで開催。愛知県体育館で3月25日(金)~27日(日)の日程で行われた。例年通り12チームを4チーム3グループに分け、各グループ1位と2位チームの一番成績の良いチームがワイルドカードとして準決勝に進出する事ができる。予選リーグは前年女王の兵庫県選抜、初出場の千葉県選抜、福井県選抜が首位となり、注目のワイルドカードには各グループ2位チームから最も成績の良かった東京都選抜が選ばれた。
準決勝は兵庫県選抜と東京都選抜が勝利し、決勝戦はトリムカップでは2年連続5回目の両チームの対戦となった。この両チーム、予選リーグを含めると6勝2敗1分と兵庫県に分がある。しかしこの試合先制したのは東京都選抜。前半3分、中盤でのパスカットから数的優位を活かしてフットサルの定番“ファー詰め”で5番小出選手が押し込み1-0とリードする。兵庫県選抜は細かなパス交換で攻撃を組み立てようとするが、東京都選抜は恐れずに前からプレスをかけ続ける。前半0-1で折り返した後半も東京都はプレスをかけ続ける。すると後半3分にプレスでボールを奪いゴール前の19番伊藤華選手へパスが渡ると振り向きざまの左足シュートが決まり2-0とリードを広げる。過去4回の優勝を誇る兵庫県選抜は後半12分、シュートのこぼれ球を4番高橋選手が素早い反応から押し込み1点を返す。しかし後半14分、東京はまたもや前線でのプレスからボールを奪った17番金子選手がGKとの1対1を制して貴重な追加点で突き放す。試合はこのままタイムアップ。終始プレスをかけ続けた東京都選抜が6年ぶり2回目の優勝を飾った。
<石森監督談話/東京都選抜>
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