井の頭公園100周年記念映画「PARKS」製作決定 瀬田なつき監督「新しい吉祥寺を発見できるような映画に」 | ニコニコニュース

会見に出席した瀬田なつき監督(中央)ら
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井の頭恩賜公園(東京・武蔵野市)の2017年の開園100周年を記念する映画「PARKS」の製作が決定、3月31日、都内で瀬田なつき監督らが会見した。

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2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターのオーナーで、本作ゼネラルプロデューサーの本田拓夫氏の吉祥寺と井の頭公園を舞台とした映画を作りたいという思いから生まれた作品で、トクマルシューゴが音楽監修を務める。

本田氏は「何かが生まれる街、吉祥寺。公園から100年という長い歴史の中にいろんな文化が生まれてきた。それを取り戻したく、この映画が何かのお役に立てれば」と製作の意図を説明し、「青春、音楽を含めた映画で、老いも若きも楽しめる映画になる。全国公開で1年かけてやっていくつもり。街の活性化が吉祥寺だけでなく、三鷹にも及べば」と期待を語った。

瀬田監督は「新しい吉祥寺、井の頭公園を発見できるような映画にしたい。今後100年も残るような映画になればいいなと思っています」と抱負を述べる。若い女性ふたりと1人の青年を軸にした物語になるそうで「主人公がひょんなところから、50年前の音楽の断片を見つけて、様々な人に会って音楽を完成させていく話」とあらすじを明かした。配給宣伝プロデューサーの樋口泰人氏は「今の若い監督が撮る映画とはまた違う、日本ではなかなかないフレッシュな映画ができるのでは」とコメントし、2017年5月まで、映画と連動した隔月発行のフリーペーパーを制作、配布すると発表した。

トクマルは「60年代の若者たちがどんな音楽を聴いていたのか、今リサーチしています。60年代に井の頭公園で生まれたような音楽を僕が作れたら。子供の頃から来ていた井の頭公園と、自分の音楽がどうリンクしていくかが楽しみ」と語った。会見には制作プロデューサーの松田広子氏も出席した。

「PARKS」は2017年テアトル新宿で公開。今後、公式HPでボランティアやエキストラを募集する予定。