新しい年度の始まりとともに、進学や就職で生まれ育った場所を離れる人も多いはず。地方から東京に移り住んだブロガーが、「地元に留まり続ける地方在住者はつまらない」というブログ記事を発表し、これが議論となっている。
このブロガーは、石川県出身で関西の大学に進み(1年半で中退)、様々な経験を経てから実家に戻るも、現在は東京に住む1986年生まれの男性だ。そんな彼が「地方在住者はつまらない」と考える理由は、
「スクールカーストが未だに残っている」
という4点。
「田舎は東京と違って資源が豊かで、人もいないし、土地も余っている」
と考えるこの男性は、東京について、
「8年住んでみても思いますが、面白い人が本当に多い」
と、述べており、
「地元を出ることで地元の良さにも気づけてくるし、いかに自分が視野が狭かったかと思い知らされるはず」
と、綴っている。
このブログ記事には賛否の声が寄せられている。ツイッターには、
「その地にずっといるだけじゃその地の魅力が鈍ってみえるというのは分かる」
と、著者の意見に賛同する声があがる一方、
「一度くらいは東京で暮らすのもいいとはおもうが、強制するほどでも無い」
と、これを否定するコメントも次々と登場。“人の面白さ”という問題だけに答えを出すことが難しいだろうが、人が移動する今の時期だけに、多くの人が改めて「地元と都会」について考えたのは確かだろう。
※当記事は2016年03月30日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。