板野友美の初主演映画『のぞきめ』の初日舞台挨拶が4月2日に渋谷TOEIで開催され、板野をはじめ、白石隼也、入来茉里、玉城裕規、石井心愛、吉田鋼太郎、三木康一郎監督が登壇。初日を祝う鏡開きの樽からホラーキャラクターの“のぞきめちゃん”が出てくるというサプライズが用意されたが、板野は「うすうすいるんじゃない?って話していた」と余裕のコメント。すっかりホラードッキリの耐性がついている様子を見せた。
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本作は、わずかな隙間から視線を投げかけ、目があった人間を恐怖に陥れる怪異“のぞきめ”の恐怖を描いた、三津田信三による小説を映画化したホラー。本作のキャンペーンで複数回のホラードッキリに引っかかってきた板野。鏡開きの樽が運ばれてくるや、「何かありそう」と白石とヒソヒソと顔を見合わせるなど、早くも疑うことしきり。おそろしい形相の“のぞきめちゃん”が樽の中から両手を上げて飛び出すと、板野はびっくりした表情を見せたものの、「怖かったんですけれど、うすうすいるんじゃない?って話していた」と笑顔で話していた。
また初主演映画の公開日を迎えて、板野は「初主演ということで不安もあったんですが、共演者の皆さん、監督さんや大勢のスタッフさんと一緒にひとつの作品をつくる素晴らしさを知りました」と本作への思いを語り、「多くの胸に届けばいいなと思っています。今日がスタートライン」と心を込めた。
吉田は「ともちゃんが相当、ボロボロのズタズタになっています。板野がここまでやったというのが見どころです」とホラー映画で奮闘した板野を称えた。また、「今度ホラー映画のオファーが来たらどんな役柄をやりたいか?」と聞かれると、吉田は「“のぞきま”をやりたい。ちょっと意味が違うか」と口火を切り、「ともちゃんをのぞきたい」と茶目っ気たっぷりに語っていた。
一方の板野は「ホラー映画のオファーがまた来たら?怖いですね。どうしましょう」と怖気付き、「呪われない役がいいですね。ホラー映画なんだけど、楽しい場面で登場したい」と明るいホラー作品への意欲を語っていた。【取材・文/成田おり枝】